The Shangri-Las - Leader Of The Pack / What Is Love
1964 USA Original 45rpm Record [RED BIRD/10-014]
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孤独、疎外感、死、憤り、不良といった思春期に体験する出来事をテーマにした楽曲を、SEと共に台詞を交えてメランコリックかつメロドラマ風に描き、ポピュラーミュージックにドラマ性を持たせるという新しい手法を用いた作品で人気を博したガールズ・ポップ・グループ/ザ・シャングリラスが、1964年にRED BIRDレーベルからリリースしたシングルで、ジョージ・“シャドウ”・モートン&ジェフ・バリー・プロデュースによる作品です。同年11月28日にビルボードホット100チャートで1位を記録しました。
イギリスでもシングル発売されましたが、おそらく死を扱った内容が原因、もしくはバイクの改造とロッカーによる暴力を助長する可能性が高いという理由から、BBCによるオンエアが拒否されました。ですが本作はイギリスでは熱狂的に人気が出て、その後1965年に英国シングルチャートで11位、1972年に3位、1976年に7位と3回チャート化しました。オーストラリアでも1位に達しました。
2004年、ローリングストーン誌が選ぶ「ザ・500・グレーテスト・ソングス・オブ・オール・タイム」の中で447位にランク付けしました。2010年のリストの改訂では、新しいエントリが追加されたため、この曲は454位に変更されています。ビルボードは、「100 グレーテスト・ガールズ・グループ・ソングス・オブ・オール・タイム」のリストで9位にランクしました。2019年、ロックンロールの殿堂で2018年に作成された新しい「シングル」カテゴリで殿堂入りを果たしました。
George "Shadow" Morton
Jeff Barry
ジェフ・バリー&エリー・グリニッチが作詞作曲を担当した作品で、前ヒット作「リメンバー」のフォローアップ曲です。曲の内容はベティという少女に関するもので、ベティーは、バイクのギャングのリーダーであるジミーに一目惚れし良い感じの関係になりますが、両親がその関係に不満を持ちベティーの心は絶望に変わります。両親はベティーにジミーとは別れる様に頼み、ベティーはしぶしぶ了承します。そして砕かれた心で涙で濡れたジミーは、彼のバイクを走らせますが、雨で濡れた路上でスリップ事故を起こし死に至ります。この手の作品は後に、通称“ティーネイジャー悲劇曲(Teenage Tragedy Song)”と呼ばれ、本作は代表的な一曲となりました。
Jeff Barry & Ellie Greenwich
録音は1964年7月、マンハッタンのホテルの2階にあるウルトラソニックサウンドスタジオで行われました。当時若いセッションミュージシャンだったビリー・ジョエルは、2010年11月16日のハワード・スターンへのインタビューで、「リーダー・オブ・ザ・パック」のデモの1つでピアノを弾いたと述べましたが、実際のピアノのパートは、ウルトラソニックサウンドスタジオの演奏家/ロジャー・ロッシが演奏しています。2007年、トニー・ビスコンティはピアニストのアーティー・バトラーがトラックで演奏したという主張もあります。ロッシ氏によれば、「思い出すと、シャドー・モートンが満足するまでに、63回の録音が必要だった。」との事なので、複数のミュージシャンが複数のトラックを録音した中に、前述のジョエルやバトラーによる演奏もあったのだと推測されます。
1985年にヘビーメタルバンドのツイステッド・シスターズによってカバーされ、ビルボードホット100チャートで53位、英国シングルチャートで47位、カナダRPMのチャートで80位、ニュージーランドで45位に達しました。
裏面も見逃せないアップテンポのガールズ・ポップ・2サイダー!
コンディション:VG-/VG-/RW マトリックス番号:LS1040-1B / LS1041-1B |
アーティスト【ザ・シャングリラス】
ガールズ・ポップ・グループ。ニューヨーク・クイーンズのアンドリュー・ジャクソン高校に通う、メアリー・ウェイス(Mary Weiss)、エリザベス・“ベティー”・ウェイス(Elizabeth "Betty" Weiss)姉妹と、マルゲリート・“マージ”・ガンサー(Marguerite "Marge" Ganser)、マエリー・アン・ガンサー(Mary Ann Ganser)姉妹(双子)による4人編成で1963年に結成。タレントショウで歌っているところをプロデューサー/アーティー・リップにより見出され、1963年にSMASHレーベルよりレコードデビューを果たす。初期の頃にはヒットを出せずにいたが、1964年にRED BIRDレーベルと契約後は、新進気鋭のプロデューサー/ジョージ・“シャドウ”・モートンの制作による「Leader of the Pack」や「Remember (Walkin' in the Sand)」といったヒット曲を連発しました。孤独、疎外感、死、憤り、不良といった思春期に体験する出来事をテーマにした楽曲を、SEと共に台詞を交えてメランコリックかつメロドラマ風に描き、ポピュラーミュージックにドラマ性を持たせるという新しい手法を用いた作品で人気を博した。また「暴走族の彼氏を持つ、ちょい悪女子」(日本でいうヤンキー女子)を演じた、ワイルドなスタイルもグループのイメージ向上に繋がっている。グループは1968年に解散するが、1977、1989年に再結成したりしている。