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R&B 45

The Miracles - Come On Do The Jerk / Baby Don't You Go

1964 USA Original 45rpm Record [TAMLA/54109]

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モータウンにおいて、作詞・作曲、プロデューサー、歌い手としてや、ベリー・ゴーディーJr.の片腕として会社経営にまで非凡なる才能を発揮した天才人物スモーキー・ロビンソンを中心としたデトロイトR&B~ソウル・グループ/ザ・ミラクルズが、1964年にTAMLAレーベルからリリースしたシングルで、ボビー・ロジャース、スモーキー・ロビンソンのプロデュースによる作品です。ビルボード・トップ100チャートで50位、キャッシュボックスR&Bチャートで22位にチャート化されました。シングルのみのリリースで、オリジナルのスタジオアルバムには収録されず、1964年のグループの最後のシングルリリースでした。

ミラクルズのメンバーであるピート・ムーア、ボビー・ロジャース、スモーキー・ロビンソン、ロニー・ホワイトが共同執筆した曲で、1960年代の非常に人気のあった「ダンス・クレイズ」の一種である"ジャーク"に基づいた歌の1つです。前1963年のグループのミリオンセラーとなったヒット曲「ミッキーズ・モンキー」のフォローアップソングで、「カム・オン・ドゥ・ザ・ジャーク」は実際に同様のテンポで録音されました。歌が始まると、長年のミラクルズのドラマーであるドナルド・“スパイク”・ホワイトと、ミラクルズのメンバーであるギタリストのマーヴ・タープリンが歌を始め、スモーキーが歌をリードします。他のミラクルズのロニー・ホワイト、クローデット・ロビンソン、ピート・ムーア、ボビー・ロジャースが、スモーキーのリードを追従して、曲のタイトルを繰り返しコール&レスポンスで応えます。その後、歌の途中で、スモーキーの役割が主役からダンスインストラクターに変わり、"ジャーク"のシンプルなダンスステップについて聞き手に指示する指導的なダンスナンバーです。

裏面はバラードでデトロイト周辺でローカルヒットとなった記録が残されています。

コンディション:VG+/VG+/DH/SOL
マトリックス番号:DM-NQL-10730 NashvilleMatrix / DM-WQL-106214 NashvilleMatrix

アーティスト【スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ】



















R&B~ソウル・ボーカル・グループ。モータウン社を代表する大スター・グループ。1955年頃にデトロイトで結成されたザ・ファイヴ・チャイムス(The Five Chimes)~ザ・マタドアーズ(The Matadors)が前身。1958年にジャキー・ウィルソンのマネージャーのオーディションに合格し、ジャッキーが所属していたBRUNSWICKレーベルで、ジャッキーの為に楽曲を提供していたベリー・ゴーディーJr.を紹介される。1958年にグループ名をザ・ミラクルズに変更し、ENDレーベルよりビリー・ディヴィスが作曲した「Got A Job」でデビューを果たす。ベリー・ゴーディーJr.がモータウン以前に設立していた ジョビート音楽出版(Jobete Music Company, Inc.)がCHESSレーベル傍系のANNAレーベルに作品を卸していた事から、親会社であるCHESSレーベルとも関係があり、1959年にCHESSレーベルを紹介され、そこで録音した「Bad Girl」がヒットを記録。しかしここで、「自主配給にした方が儲かる」と考えたベリー・ゴーディーJr.は、1959年に自主レーベルTAMLAレーベルを設立し、CHESSでヒットしていたミラクルズの「Bad Girl」を再プレスするもののTAMLA盤の方はノーヒットに終わる。1960年にTAMLAレーベルよりリリースされた「Shop Around」は遂にナショナルヒットを記録し、モータウンにとっての初のミリオンセラーとなった。以降は「You've Really Got a Hold on Me」、「Mickey's Monkey」、「I Second That Emotion」、「Baby Baby Don't Cry」、「Tears of a Clown」、「Ooo Baby Baby」、「Going to a Go-Go」、「The Tracks of My Tears」、「(Come Round Here) I'm The One You Need」、「The Love I Saw in You Was Just a Mirage」、「More Love」といったモンスターヒットを1970年頃まで快調に連発するモンスターグループへと成長を遂げている。また中心人物のスモーキー・ロビンソンは、ファルセットを活かした美声ヴォーカルの持ち主で、作詞作曲をすればメロディーも歌詞もピカイチ。音楽プロデューサーとしても才能を発揮し、1962-1966年の間にはモータウン内でメアリー・ウェルズ、ザ・テンプテーションズ、ブレンダ・ホロウェイ、ザ・マーヴェレッツ、マーヴィン・ゲイらをプロデュースしたろ、多くのヒット曲を手がけている。そしてベリー・ゴーディーJr.の片腕となり、会社経営にまで非凡なる才能を発揮した天才人物でもあった。1972年にスモーキーが脱退し、グループは1978年頃まで活動。80年代以降は何度か再結成して活動している。スモーキーは2010年代以降も現役活動中である。