The Elgins - Darling Baby / Put Yourself In My Place

デトロイトの男女混成によるR&B～ソウル・ボーカル・グループ／ジ・エルジンズが、1965年にV.I.P.レーベルからリリースしたシングルです。

ホランド＝ドジャー＝ホランド（H=D=H）・プロデュースによる作品です。


Lamont Dozier, Brian Holland, Eddie Holland

ビルボード・R&Bチャートで最高4位を記録しました。

ホランド＝ドジャー＝ホランドが書いたドゥーワップ調のバラードを、ゆったりとしたミッドテンポのリズムに乗せて、男性コーラスをバックに、紅一点の女性歌手、サンドラ・マレットが歌う60's ポップ・ソウル・クラシックスです。

東ロサンゼルスでは特に大きくローカルヒットしており、地元のチカーノ・ギャング達が愛した一曲として伝えられており、所謂“ローライダー・オールディーズ”の古典的名作V.Aコンピレーションアルバム『East Side Story Vol. 5』に収録されていました。



裏面もヒットしており、ビルボード・ホット100チャートで最高72位、ビルボード・R&Bチャートで最高92位を記録しました。

こちらもポップで親しみやすいガールズ・ポップ的な作品の2サイダー盤です。

ちなみに、このタイトルは、グループ名が「ザ・ダウンビーツ」のレーベル・バージョンがあり、それは以下の画像の初期プレスでかなりレアです。

コンディション：VG++/VG++/WOL マトリックス番号：SK4M--4907-1-B HLV-163303 59497 / SK4M--4909-1 HXV-157320 59496

アーティスト【ジ・エルジンズ】

デトロイトの男女混成によるR&B～ソウル・ボーカル・グループ。創設メンバーのロバート・フレミング、ジョニー・ドーソン、クレオ・“デューク”・ミラー、ノーマン・マクリーンは、モータウン時代に先立って、ザ・センセーションズ、ザ・ファイブ・エメラルド、ザ・ダウンビーツとしてデトロイトの様々な小レーベルで一緒にレコーディングし、モータウンではザ・ダウンビーツ（The Downbeats）としてもレコーディングした。モータウンは、サンドラ・マレット（結婚後：サンドラ・エドワーズ）をメンバーに追加した。新メンバーとなったジ・エルジンズは、1965年12月にV.I.P.レーベルから出された「Put Yourself In My Place」と、その裏面の「Darling Baby」がヒットした。しかし、その後はパッとせず、グループは1967年に解散した。英国ではノーザン・ソウル・シーンで人気が継続してあり、1971年に英国でリイシューされた「Heaven Must Have Sent You」はUKシングルチャートで最高1位を記録した。それを受け、人選を変えてジ・エルジンズは復活しイギリス・ツアーを行ったりしている。