The Diamonds - The Stroll / Land Of Beauty

ソフスティケイドされたR&Bや、ロックンロールのカバー曲を中心に、多くのチャートヒットを飛ばし、人気を博したカナダ・オンタリオ出身のポップ・コーラス・グループ／ザ・ダイアモンズが、1957年12月2日にMERCURYレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートで最高7位を記録しました。

チャック・ウィリスのR&B「C. C. ライダー」や、シル・オースティンの「スロー・ウィーク」等で流行した、「ザ・ストロール」というダンス・ナンバーです。現在、世界の50'sロックンロール・レコードホップや60'sシーンで見られる同名のダンス・スタイルとは意味合い、解釈が異なります。現在のストロールは通称ロカビリー・ストロールと呼ばれるものです。50年代のストロールは、ミディアム・スローなリズムに対して踊られており、その様子はトップにリンクしたYouTubeで、当時のテレビ番組の映像で見ることができます。ザ・ダイアモンズの本作はジャジーなR&Bサウンドをベースに、ベース・ボーカルのリードを主体とした渋めの作風になっている50's ダンス・クレイズ・クラシックスです。

ジョージ・ルーカス監督、脚本による1973年の映画『アメリカン・グラフィティー』に挿入されており、体育館でのダンス・パーティーのシーンでこの曲が踊られて印象的でした。







裏面はラテン調のポップ・ナンバーです。

アーティスト【ザ・ダイアモンズ】



ポップ・コーラス・グループ。カナダ・オンタリオ出身。リードシンガーのデイヴ・ソマーヴィルを中心に1953年に結成。ザ・クルーカッツと並んで大衆的な人気を博した、名ポップ・コーラス・グループ。ソフティケイドされたR&Bや、ロックンロール等のカバー曲を中心に、多くのチャート・ヒットを飛ばしました。録音はMERCURYレーベル他にあり、1956-1961年の間に「Why Do Fools Fall In Love」「The Church Bells May Ring」「Love, Love, Love」「Ka-Ding-Dong」「Soft Summer Breeze」「Little Darlin'」「Words Of Love」「Zip Zip」「Silhouettes」「The Stroll」「High Sign」「Kathy-O」「Happy Years」「Walking Along」「She Say (Oom Dooby Doom)」「One Summer Night」がナショナルヒットを記録している。