Sue Thompson - Sad Movies (Make Me Cry) / Nine Little Teardrops

36歳でメジャーな存在となり人気を博した女性ポップ＆カントリー・シンガー、スー・トンプソンが、1961年にHICKORYレーベルからリリースしたシングルです。

同年10月にビルボードホット100チャートで5位、オーストラリアでは6位、英国シングルチャートで46位を記録した作品です。

ジョン・Ｄ・ラウンダーミルクが書いた曲で、彼のガールフレンドと共に、1960年の映画『スパルタカス』を見に行った後、照明が点灯した映画館の中で涙を流すガールフレンドを見て、この曲を書くインスピレーションを受けたそうです。キャッチーなカントリー風のメロディーを歌うトンプソンはレコーディング時は36歳でしたが、彼女の歌唱スタイルと若々しい響きの声は、多くの若い世代にアピールするに至った60's ガールズ・ポップ・クラシックスです。


John D. Loudermilk

1961年、ザ・レノン・シスターズによるカバーはビルボードホット100チャートで56位、イージーリスニングチャートで13位に達しました。



1962年、イギリスのポップシンガー／キャロルディーンによるカバーが、英国シングルチャートで44位に達しました。



ジャマイカの歌手／シンシア・シュロスは、Uブラウンと共にレゲエバージョンを録音しました。



裏面はアップテンポのポップナンバーです。

アーティスト【スー・トンプソン】



Sue Thompson (born Eva Sue McKee; July 19, 1925 Nevada, Missouri, U.S.) 女性ポップ＆カントリー・シンガー。1925年ミズーリ州ネヴァダ生まれ。本名 Eva Sue McKee 。DECCAレーベルにも録音を残すカントリー・シンガーでコメディアンのハンク・ペニーと結婚し、彼と共にテレビ番組の司会を努めたり、ロサンジェルス～ラスベガスで活動した。1960年にHICKORYレーベルと契約し、ジョン・Ｄ・ラウンダーミルクが作曲した「Sad Movies (Make Me Cry)」「Norman」が大ヒットし、36歳の遅咲きスターとしての道のりを辿る。以降も60年代は「Have a Good Time」や「Willie Can」等をヒットさせ、70年代は主にカントリー・ミュージック・シーンで活躍している。