Sandie Shaw - Puppet On A String / I Had A Dream Last Night
1967 USA Original 45rpm Record [REPRISE/0575]
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1960年代に最も成功した女性の一人としても知られるイギリス・エセックス出身の女性ポップ・シンガー/サンディー・ショウが、1967年にREPRISEレーベルからリリースしたシングルです。
カナダのチャートで最高13位、全英シングルチャートで最高1位を記録しました。
ウィーンで開催された1967年のユーロビジョン・ソング・コンテストでイギリス代表として出場し、優勝し、イギリスの5回のユーロビジョン優勝のうち最初のものとなりました。
ビル・マーティンとフィル・コールターが書いた曲です。ショウは当初この曲を気に入っておらず、彼女自身の言葉によれば、「最初のウンパ!から最後の大きなバスドラムのバン!まで、この曲は大嫌いだった。性差別的な戯言とカッコー時計のメロディーに本能的に嫌悪感を覚えた」と発言しています。とはいえ、キッズソング並みにキャッチーで愛らしい世界観を持つ作風で、世界的な大ヒットとなった名作です。
アメリカではヒットしませんでしたが、アル・ハートによる1967年のバージョンがアダルトコンテンポラリーチャートで18位、ビルボード・ホット100チャートで129位になりました。
裏面もおすすめのガール・ポップ・ナンバーです。
US盤は珍しいです。オリジナル・カンパニースリーブ付きです。
コンディション:VG+/VG+ マトリックス番号:KA-4872-1A / KA-4899-1B |
アーティスト【サンディー・ショウ】
女性ポップ・シンガー。1947年イギリス・エセックス生まれで、本名 Sandra Ann Goodrich 。愛称は"the barefoot pop princess of the 1960s"(=裸足の女王様)。初期はモデルをしたり地元のタレント・ショウで歌ったりして活動。チャリティー・コンテストに出場したところをアダム・フェイスに見出され、アダムのマネージャー/イヴ・テイラーの紹介で1964年にUK PYEレーベルと契約。同年に2作目となるシングル「(There's) Always Something There to Remind Me」(デイヴィッド+バカラック作品)が英米で大ヒットを記録。その次に「I'd Be Far Better Off Without You」がフォローアップ・シングルとしてリリースされたが、DJが裏面の「Girl Don't Come」を好んで取り上げた為こちらがヒットした。その後も「I'll Stop at Nothing」「Long Live Love」「Message Understood」が立て続けにヒットした。音楽番組『Top of the Pops』『Ready Steady Go!』『Thank Your Lucky Stars』等にも多数出演し、“スウィンギン・シックスティーズ”を代表する顔となった。また彼女の作品はイタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語でも歌われており、ヨーロッパでの人気も獲得。そして1967年にはユーロビジョン・ソング・コンテストでイギリス人歌手として初優勝している。同時にファッション・リーダーでもあり、1968年には自身のファション・ブランドも展開。同年にはテレビ番組『The Sandie Shaw Supplement』の司会も務めた。1969年に発表した「Heaven Knows I'm Missing Him Now」は、イギリスのロック/ポストパンクバンド/ザ・スミスのタイトルにインスパイアを与えている。1977年以降はCBS, VIRGIN, PALACE, ROUGH TRADE, POLYDOR等のレーベルに録音があり、2010年代も現役活動中である。