Ruby & The Romantics - Our Day Will Come / Moonlight & Music

オハイオ州アクロンで結成された男女混成によるR&Bグループ／ルビー＆ザ・ロマンティックスが、1962年12月にKAPPレーベルからリリースしたシングルです。

アレン・スタントン・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高1位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、カナダのCHUMチャートで最高19位、全英シングルチャートで最高38位を記録しました。

ボブ・ヒラードとモート・ガーソンが書いた曲です。


Bob Hilliard

KAPPレコードのA&Rディレクターであるアレン・スタントンは、この曲を確立されたイージー・リスニング作品として位置づけることを望んでおり、ハモンド・オルガンをフィーチャーしたボサノバ・スタイルで編曲しました。オルガンはリロイ・グローヴァー、ギターはヴィニー・ベル、アル・ゴルゴーニ、ケニー・バレル、ベースはラス・サヴァクス、ドラムはゲイリー・チェスター、そしてパーカッションのジョージ・デヴンズが演奏しました。

1975年にアメリカの歌手フランキー・ヴァリのバージョンがビルボード・ホット100チャートで11位に達し、アダルト・コンテンポラリーチャートでは2週間にわたり2位を記録しましたカナダでも30位に達しました。



2003年にエイミー・ワインハウスによるSKAスタイルのリメイク・バージョンは、全英OCCシングルチャートで29位、UKヒップホップ/R&Bチャートで25位、日本のチャートで14位に達しました。



裏面はドゥーワップ・スタイルのR&Bバラードです。

コンディションVG--評価の激しい傷盤ですが、音質は見た目以上に鳴ってくれる印象です。実際のレコードから作成した試聴音源をお試しくださいませ。

アーティスト【ルビー＆ザ・ロマンティックス】













R&B～ポップ・グループ。女性シンガーのルビー・ナッシュを中心に、オハイオ州アクロンで結成された男女混成によるR&Bグループ。録音は1963年以降にKAPP, ABC, A&Mレーベルにあり、ボサノヴァのリズムを取り入れた「Our Day Will Come」('63-)や、エディー・ホールマンによるヒットで有名になった「Hey, There Lonely Boy」が代表作品として知られています。低音から高音までをカバーするフルレンジのハーモニーと、スムースでリッチなボーカルが醸す優美な世界はグループの独断場で、後のテディー・ランダッツオォやMORの音楽観にも影響を与えているといわれています。