Nervous Norvus - The Fang / The Bullfrog Hop [Maroon Label]

スタジオ・デモ歌手のジミー・ドレイクがナーヴァス・ナーヴァス名義を使い、1956年9月にDOTレーベルからリリースしたシングルです。

「トランスフュージョン」と「エイプ・コール」という大きなノヴェルティーヒットに続くシングルで、野生動物などの「牙」をモチーフにしたノヴェルティーナンバーです。「牙」という恐怖感のあるテーマですので、マイナーキーで怪しげに作曲されており、さらに妙な爆発音や推進音を加えてストレンジ感を強調したスーパー・ノヴェルティーロッカーです。最初期の白人ラップ曲としても注目したいほか、珍盤系がお好きな方におすすめです。

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裏面も「トランスフュージョン」と「エイプ・コール」をフォローアップしたノヴェルティーロッカーで、こちらは1940年代に黒人音楽の中で流行った「ジャイヴ・トーキング」を用いた優れたボーカル・スタイルが特徴です。この真のジャイヴは、マーロン・ブランド主演による1953年の映画『ザ・ワイルド・ワン』のシーンでも不良によるパフォーマンスとして採用され印象的でした。

□マルーンレーベルのファーストプレスです。

アーティスト【ナーヴァス・ナーヴァス】



白人男性ポップ・シンガー。1912年カリフォルニア州オークウッド生まれで、1968年に死去。本名 Jimmy Drake 。スタジオ・デモ録音専門の歌手だったので、本来は表には出ない活動だったが、1956年にDOTレーベルよりナーヴァス・ナーヴァスという架空の芸名でリリースされたノヴェルティー・ソング「Tranfusion」と「Ape Call」の2曲がヒットしている。