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R&B 45

Major Lance - The Monkey Time / Mama Didn't Know

1963 USA Original 45rpm Record [OKEH/4-7175]

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「ウム、ウム、ウム、ウム、ウム」等のヒットで知られる様になったシカゴ・ソウル・シンガー/メジャー・ランスが、1963年6月7日にOKEHレーベルからリリースしたシングルです。

カール・ディヴィス・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで8位、ビルボード・R&Bチャートで2週連続2位を記録しました。

カーティス・メイフィールドによって書かれた曲で、ジョニー・ペイトがアレンジを担当しました。


Curtis Mayfield (right) (The Impressions)


Johnnie Pate

1959年~1961年あたりにかけて「ツイスト」に象徴されるダンス曲が多く登場し、それらの多くはロックンロールの別解釈であったり、アフリカン・アメリカンの伝統的なダンスに由来するものが中心でした。その流行も変化し、動物の動きを取り入れたダンス曲が多く提唱されましたが、1963年も半ば頃になって、画期的な形で登場したのがメジャー・ランスの「ザ・モンキー・タイム」でした。「ツイスト」とは異なる革新的なリズムで、ソウル・ミュージック時代の幕開けを告げた重要作品となりました。

この曲のヒットに感化され、モータウンからは ザ・ミラクルズの「ミッキーズ・モンキー」等のフォロワーが登場してきており、R&Bミュージックは段階が上がり、ソウルミュージック時代に突入していきます。



1983年、チューブスによるカバーバージョンが、米ロックチャートで16位、米ポップチャートで68位に達しました。



裏面はカーティスが書きジャン・ブラッドリーが吹き込みヒットさせた「ママ・ディドゥント・ライ」へのアンサーソングで、こちらも上質な初期シカゴ・ソウルとしておすすめの2サイダー盤です。



コンディション:VG(+)/VG(+)
マトリックス番号ZSP-75249-1B / ZSP-75250-1B


アーティスト【メジャー・ランス】





R&B~ソウル・シンガー。シカゴ・ソウル。1939年ミシシッピ州ウィンターヴィル生まれでシカゴ育ち。カーティス・メイフィールド、ジェリー・バトラーとはウェルズ高校時代の同級生。初期はザ・フローツ(The Floats)というR&Bグループに参加し、オーティス・リーヴィル(Otis Leavill)と活動したり、ダンサーとして地元のテレビ番組にも出演。1959年にソロ歌手としてMERCURYレーベルと契約し、友人でもあるカーティス・メイフィールドが手がけた「I Got a Girl」でデビューする。その後1959-1961年の間にはR&Bグループ/ジ・アイディアルズ(The Ideals)に参加し、CHECKER, PASOレーベルに録音。1962年には再びソロとなってOKEHレーベルと契約し、再度カーティス・メイフィールドが手がけた「The Monkey Time」、「Hey Little Girl」、「Um, Um, Um, Um, Um, Um」、「The Matador」等を1966年頃まで連発してヒットさせていく。同時期の作品は、シカゴ・ソウルの重要人物カール・デイヴィス、ジョニー・ペートらが関わっており、いずれもがおしなべて上質。1967年以降はDAKAR, CURTOM, VOLT, PLAYBOY, OSIRIS, COLUMBIA, SOUL, KAT FAMILY等のレーベルに1982年頃まで録音を続けている。