Louis Armstrong - What A Wonderful World / The Mindbenders - Game Of Love (Re-Issue)

サッチモ（Satchmo）の愛称でも親しまれた、ディキシーランドジャズ、スウィングジャズの大物として知られるジャズシンガー、トランペット＋コルネット奏者／ルイ・アームストロングが、1967年にABCレーベルからリリースした作品の、1988年A&Mレーベル・リイシュー・シングルです。

1967年当時にビルボード・トップ100チャートで116位、ビルボード・アダルトコンテンポラリーチャートで12位、全英シングルチャートで1位を記録しました。1999年にグラミーの殿堂入りを果たしました。

プロデューサーのボブ・ティーレと作曲家でパフォーマーのジョージ・デイヴィッド・ワイスによって書かれました。ABCレーベル社長のラリー・ニュートンは、アームストロングのKAPPレーベルでの大ヒット「ハロー・ドリー！」の様なポップソングを求めており、なんと当時には社長の好みではないという理由から十分に宣伝されず、米国ではマイナーヒットしかしませんでした。

1988年に劇場公開された映画『グッドモーニング・ベトナム』に挿入されて、（映画は1965年に設定されたにも関わらず ※レコーディングの2年前）、2月にシングルとして再リリースされビルボード・ホット100チャートを記録しました。

日本では邦題「この素晴らしき世界」としても知られており、世界平和をテーマにしたピースフルな楽曲を、脂の乗ったボーカルで切々と歌いあげる60's ポップ・バラード・クラシックスです。

歌は徐々にスタンダードになり、映画やテレビ、ラジオ番組等で取り上げられ、多くのカバーも登場しました。特に2007年のケイティ・メルアとエヴァ・キャシディによるバージョンは、当時スコットランドのシングルチャートで最高1位、英国シングルチャートでも1位を記録する大ヒットとなっています。

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裏面は、イギリス・マンチェスター出身のウェイン・フォンタナを中心に結成されＴブリティッシュ・ビート・グループ／ウェイン・フォンタナ＆ザ・マインドベンダーズが、1965年2月（英国発売日：1月22日）にFONTANAレーベルからリリースした作品のカップリングです。

ビルボード・トップ100チャートで最高1位、UKシングルチャートで最高2位、カナダRPMトップシングルチャートで3位を記録しました。

1964年にOKEHレーベルから出された、ザ・ヴァイブレーションズの「スループ・ダンス」というノヴェルティー・ダンス曲をベースに改良した、R&Bタイプの60's ブリティッシュ・ビート・クラシックス！



本作は同年に大ヒットをしたザ・マッコイズの「ハング・オン・スルーピー」にインスパイアを与えたといわれています。



オリジナル・カンパニースリーブ付きです。高音質なリマスター・ステレオ版でおすすめです（※B面モノラル音源）。

アーティスト【ルイ・アームストロング】



ジャズ・シンガー、トランペット＋コルネット奏者。戦前～戦後における、ディキシーランドジャズ、スウィングジャズの大物。1900年ニューオーリンズ生まれで、1971年に死去。愛称は"サッチモ（Satchmo）"。子供の頃に祭りで浮かれ、ピストルを発砲して少年院に送られる。その少年院のブラスバンドでコルネットを演奏したのがきっかけで、その後は、町のパレードなどで演奏するようになり人気者となる。1923年シカゴに移住し、キング・オリヴァー楽団に加入し初録音。1924年にはニューヨークに移り、フレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍。その後シカゴに戻り、当時の妻リル・ハーディン・アームストロング（ピアノ）らと共に自己のバンドのホット・ファイヴを結成し、このバンドで1926年に録音した「Heebie Jeebies」は、元祖“スキャット・ボーカル”作品として知られる様になります。1932年からRCA VICTORレーベル、1939年からDECCAレーベルに録音を残し、63歳になった1964年にはKAPPレーベルから「Hello, Dolly!」がNo.1 ヒットを記録しています。ほか1967年にABCからリリースされた「What a Wonderful World」も彼の代表作品です。愛嬌のある笑顔と、屈託のないボーカルに親しみがあり、晩年になってメインストリームともクロスオーバーした名人である。

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アーティスト【ウェイン・フォンタナ＆ザ・マインドベンダーズ】







ブリティッシュ・ビート・グループ。イギリス・マンチェスター出身のウェイン・フォンタナ（本名：Glyn Geoffrey Ellis／1945年生まれ）を中心に、1962年頃に結成。録音はUK/US共にFONTANAレーベルにあり、「Game of Love」、「A Groovy Kind Of Love」等を1969年頃までヒットさせ、ブリティッシュ・インベーションを代表するグループとして有名になっています。ウェイン・フォンタナは1965年にグループを脱退してソロ・シンガーとなり、1967年には自身の最大のヒット「Pamela, Pamela」を発表した。バンドは1968年に解散している。