James Darren - Goodbye Cruel World / Valerie

テレビ番組や映画にも多く出演した実力派の俳優として人気を博した、フィラデルフィア出身のポップシンガーで俳優、そしてティーンアイドルとしても人気を博したジェームス・ダレンが、1961年10月にCOLPIXレーベルからリリースしたシングルです。ステュ・フィリップス・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高3位、キャッシュボックスチャートで最高2位、カナダのCHUMチャートで最高1位、UKシングルチャートで最高28位を記録しました。


Stu Phillips

クリスマスキャロルの名曲「Do You Hear What I Hear?」を作曲した事でも知られるグロリア・シェイン・ベイカーが書いた曲で、曲は、意地悪な気まぐれ女性に心を奪われた男が、失恋したピエロとしてサーカスに参加する計画というドラマ仕立ての内容です。悲しい曲ですが、編曲はボブ・マージーの指揮によって、ユリウス・フチークが1897年にブラスバンドのために作曲した行進曲『剣闘士の入場』風のサウンドで明るく仕上げられました。


Bob Mersey

同COLPIXレーベルから出された、ティーンポップ・アルバムの名盤『ティーネイジ・トライアングル』に収録されました。


James Darren, Shelley Fabares, Paul Petersen - "Teenage Triangle" [Colpix/CP 444] (1963)

裏面はバラード作品です。

アーティスト【ジェームス・ダレン】



白人男性ポップ・シンガー、俳優、ティーン・アイドル。1936年フィラデルフィア生まれ。本名 James William Ercolani 。ジョイス・セルツニック（Joyce Selznick）に見出され、1956年に俳優として芸能界デビュー。1959年にCOLPIXレーベルから歌手デビューし、ティーンアイドルとして活躍する。1961年に「Goodbye Cruel World」、1962年に「Her Royal Majesty」「Conscience」等が米英でヒットした。テレビ番組では『The Donna Reed Show』『The Flintstones』に ジミー・ダロック役、映画では『The Guns of Navarone』等に出演し大衆的に人気を博している。