James Booker - Smacksie / Kinda Happy

ニューオーリンズR&B界きっての技巧派プレイヤーとして知られるR&B・鍵盤楽器奏者／ジェームス・ブッカーが、1961年にPEACOCKレーベルからリリースしたシングルです。

ドン・ロビーらが書いたブルージィな楽曲をシンコペーションするシャッフル・リズムに乗せて、ブッカーの煌めくサウンドのハモンド・オルガンと、サックス奏者によるサックス・ソロで仕上げた60's R&B・インストゥルメンタル・ナンバーです。

裏面はブッカーも作者に加わったメロウなムードのR&B・インストゥルメンタル曲となる2サイダーです。フルートが入り洒落た雰囲気です。

アーティスト【ジェームス・ブッカー】















R&B・鍵盤奏者、シンガー。1939年ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれで、1983年にドラッグが原因で同地にて死去。本名 James Carroll Booker III 。タッツ・ワシントンやエドワード・フランクに影響をうけてピアノを演奏し始め、バッハやショパンといったクラシック音楽を習い作曲にも目覚める。1954年にIMPERIALレーベルに初録音し、同レーベルではファッツ・ドミノや、アール・キングでも伴奏。1960年にPEACOCKレーベルから「Gonzo」が全国ヒットしている。アルコールと麻薬による破天荒な人生とは裏腹に、ニューオーリンズR&B界きっての技巧派プレイヤーとして評判も高く、「両手で全く違う曲が弾けた」という伝説を残したり、R&B、ロックンロール、クラシック、ジャズまでをこなす超実力派であった。