J. J. Jackson - But It's Alright / Boogaloo Baby

イギリスのロック・バンド／ザ・プリティー・シングスに「カム・シー・ミー」を作曲提供した事でも知られるニューヨーク州ブロンクス出身のR&B・シンガー、ソングライター／J. J. ジャクソンが、1966年にCALLAレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高22位、ビルボード・R&Bチャートで最高4位を記録しました。1969年5月に再リリースされ、その時にはビルボード・ホット100チャートで最高45位に達し、9週間チャートに留まりました。カナダのチャートでは最高63番に達しました。

ジャクソンとピエール・タブスによる共作曲です。曲はなんとイギリス録音で、ギターのテリー・スミス、テナーサックスのディック・モリシー、ドラムのジョン・マーシャルなど、当時の英国のトップ・ジャズ・ミュージシャンが演奏していました。イギリスで録音された最初のR&Bヒット・シングルの1つとなりました。冒頭からのキャッチーなギターフックが鳴り響き、重厚なバンドの演奏と豪快なボーカルの駆動力でドライブさせるロックン・ソウルの大傑作！

メンフィスのザ・バーケイズのヒット曲に「ソウル・フィンガー」がありますが、それは彼らがスタジオで練習していた本作を応用し完成したと言われています。


Soul Finger - The Bar-Kays

1994年にヒューイ・ルイス＆ザ・ニュースによるカバーが、ビルボード・ホット100チャートで最高54位、アダルト・コンテンポラリー・チャートで最高5位に達しました。


But It's Alright - Huey Lewis & The News

裏面は「ブーガルー」をモチーフにしたアッパーなR&B作品で、マーヴィン・ゲイ～モータウン風の強力なダンスナンバーとなるパーフェクトな2サイダー盤！

アーティスト【J. J. ジャクソン】



R&B・シンガー、ソングライター。1941年ニューヨーク州ブロンクス生まれ。本名 Jerome Louis "J. J." Jackson 。録音は1963年頃にPRELUDEというレーベルにあり、その後1966年にCALLAレーベルに録音した「But It's All Right」がナショナルヒットした。またイギリスのザ・プリティー・シングスが取り上げた「Come See Me」のオリジネーターとしても知られている。