Gene Chandler - Duke Of Earl / Kissin' In The Kitchen
1961 USA Original 45rpm Record [VEE-JAY/VJ 416]
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ヒット曲の数々や新人育成で才能を発揮した、シカゴ・ソウルを代表するR&B~ソウル・シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー/ジーン・チャンドラーが、1961年にVEE-JAYレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・トップ100チャートで1位、R&Bチャートでも1位を記録しました。ロックンロールの殿堂によって「ロックンロールを形成した500曲」の1つに選ばれている名曲中の名曲です。
ジーン・チャンドラー、バーニス・ウィリアムズ、アール・エドワーズによって書かれました。この歌はチャンドラーとアール・エドワーズが在籍したR&Bボーカルグループ/ザ・デュケイズ(The Dukays)による練習用の楽曲に由来します。グループは、さまざまなキーで「Do do do do ...」を歌って定期的にウォームアップしていました。ある時、チャンドラーは彼が歌っていた音節を、伯爵の名前(デューク)に変更し、コーラスは次第に「Du..du..du..Duke of Earl」という特に意味のない言葉になりました。そしてデュケイズはこの曲を完成させて録音しましたが、レコード会社は別の曲「ナイト・オウル」をリリースすることを望んだ為、「デューク・オブ・アール」はジーン・チャンドラーのソロアーティスト名義で1961年の終わりにリリースされ、ヒットに至りました。ミュージシャンには、ピアノのフロイド・モリス、ギターのレフティ・ベイツ、フィル・アップチャーチ、カーミット・チャンドラー、ドラムのアル・ダンカン、サックスのクリフ・デイビスとジョン・ボードが参加しました。
ジョン・ウォーターズ監督による1988年の青春コメディー名画『ヘアスプレー』にも挿入されており、そこでは“チャ・チャ・チャ”・ダンスとして踊られていたのが印象的でした。
R&B・ガール・グループのパーレッツは、1962年にこの曲のカバーバージョンをリリースし、ビルボードチャートで96位に達しました。
ロックンロールのリバイバルバンドであるシャ・ナ・ナは、1969年のウッドストックフェスティバルと、また1970年代のTVバラエティ番組でカバーしました。
1979年にはダーツによるバージョンが、英国シングルスチャートで6位に達しました。
ジャマイカではアルトン・エリスやコーネル・キャンベルによってカバーされており、そちらのバージョンも秀逸です。
裏面は当時に流行したツイスト・ダンスを狙ったロックンロール・タイプのR&Bパーティーソングです。
コンディション:VG(+)/VG(+)/WOL マトリックス番号:61-2172 APR / 61-2173 APR |
アーティスト【ジーン・チャンドラー】
Gene Chandler (born Eugene Dixon, July 6, 1937 Chicago, Illinois, United States) R&B~ソウル・シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー。シカゴ・ソウル。初期はR&Bグループ/ザ・ゲイトーンズ(The Gaytones)に在籍し、その後1957年に(The Dukays)に加入し、そこでリード・シンガーを努める。グループの中でも際立った存在で注目されていき、1961年にVEE-JAYレーベルからリリースされた「Duke Of Earl」が彼のソロ名義で大ヒットし、その後はそのままソロ・シンガーとして独立を果たす。1965年頃からカーティス・メイフィールドと関係を持ち始め、CONSTELLATIONレーベルに上質なシカゴ・ソウルを多数残しています。1966年以降はCHECKER, BRUNSWICKレーベルに録音し、1970年にはMERCURYレーベルより「Groovy Situation」が全国的にヒットしている。