Garry Miles (Buzz Cason) - Look For A Star / Afraid Of Love

60～70年代に有名になるロックンロール・シンガー、ソングライター、プロデューサー、著者のジェームス・“バズ”・ケーソンがギャリー・マイルズ名義を使って、1960年にLIBERTYレーベルからリリースしたシングルです。ビルボード・ホット100チャートで最高16位を記録しました。

英国のポップ・シンガー／ギャリー・ミルズが、1960年にUK TOP RANKレーベルからリリースし、ビルボード・ホット100チャートで最高26位、英国シングルチャートで最高7位を記録した作品のカバーです。ケーソンは元の歌手の名前「ギャリー・ミルズ」を一文字変えていますが、この曲が成功したので、バズ・ケーソンはギャリー・マイルズの芸名を1964年まで使っています。ややこしいですが、ミルスとマイルズは国籍も異なる全くの別人です。





元々は1960年に劇場公開された英国のホラー映画『サーカス・オブ・ホラーズ（Circus Of Horrors）』に挿入されたトニー・ハッチ作による曲です。




Tony Hatch & Petula Clark

マーク・アンソニー名義でトニー・ハッチが書いたメランコリックなバラード曲を、ガールコーラスが入るサウンドに乗せて仕上げた60's ティーン・ポップ・クラシックスです。本作はバズ・ケーソンによるカバーバージョンですが、ミルスのバージョンと比較すると軽快で明るい雰囲気があり、オールディーズとしてはこちらのバージョンの方が耳馴染みがある感じの名作です。

裏面はバラードです。

アーティスト【バズ・ケイソン】



James E. "Buzz" Cason (born November 27, 1939 in Nashville, Tennessee, United States) ロックンロール・シンガー、ソングライター、プロデューサー、著者。ナッシュビルのロックンロールグループ／ザ・カジュアルズ（The Casuals）の創設メンバーであった。その後1960年にザ・ジョーダネアーズ（The Jordanaires）のリチャード・ウィリアムスとヒュー・ジャレットとともに、ザ・スタチューズ（The Statues）名義でLIBERTYレーベルに録音を残す。同1960年にゲイリー・マイルズの変名でLIBERTYレーベルに録音した「Look for a Star」がナショナルヒットとなった。1962年に彼はロサンゼルスでスナフ・ギャレットの助手として働いた。この間、彼と当時セッションミュージシャンであったレオン・ラッセルは、ザ・クリケッツの「La Bamba」を制作担当した。歌はイギリスで成功し、そして彼はグループと共にツアーをした。ナッシュビルでは、アレンジャーのビル・ジャスティスの下でも働いた。その後、彼はボビー・ラッセルと共に曲を書き、どちらも1974年まで出版およびレコード会社を経営している。作家としての彼の最大のヒット曲は、マック・ゲイデンと共に書いた「Everlasting Love」であった。アメリカで元々ロバート・ナイトが吹き込み、イギリスではラブ・アフェアのカバーが特大ヒットを記録し、1968年にオーストラリアのバンド／タウン・クライヤーズのバージョンも大ヒットとなった。ケイソンはエルビス・プレスリーとケニー・ロジャースのバッキング・シンガーでもあった。