Frankie Lymon - Little Bitty Pretty One / Creation Of Love

ザ・ティーネイジャーズはキッズR&B・グループのはしりとして人気を博し、60年代初頭のガールシンガーにも多大な影響を与えたR&B・シンガー、フランキー・ライモンが、1960年にROULETTEレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・トップ100チャートで最高58位を記録しており、フランキーにとって最後のチャートヒット作品となりました。

サーストン・ハリスで有名になった「リトル・ビティー・プリティー・ワン」（原曲は1957年のボビー・デイ）のカバーです。

ルディー・トレイラーというバンドが演奏するジャジーでスウィンギンなサウンドにコーラスをフィーチャーし、フランキーが変声前の瑞々しいボーカルで伸びやかに歌う50's ブラック・ロックンロール・クラシックス！

裏面はメロウなバラードです。

アーティスト【フランキー・ライモン（＆ザ・ティーネイジャーズ）】















R&B・シンガー。1942年ニューヨーク市ハーレム生まれで、1968年にヘロインの過剰摂取が原因で25歳の若さで他界。本名 Franklin Joseph "Frankie" Lymon 。1955年にR&Bグループ／ザ・ティーネイジャーズ（The Teenagers）でGEEレーベルよりデビューし、「Why Do Fools Fall in Love」他、多数のヒット曲を発表する。ザ・ティーネイジャーズはボーカルグループとしての実力も抜きん出ており（とくにベース・パートのシャーマン・ガーンズ）、さらにリードシンガーのフランキーの美しいボーイソプラノボーカルは、コントロール力も抜群で技巧的にも非常に素晴らしい卓越したものであった。フランキーはアイドル的な人気もあり、1957年にはグループを離れてソロ歌手に転向。自己名義で引き続きGEE, ROULETTEレーベルに録音を残し、ソロでも「Goody Goody」をヒットさせた。50年代には多くのキッズR&Bグループのフォロワーを生み出した他、60年代以降はジャッキー・ウィルソンや、女性シンガーのダイアナ・ロス、ロニー・スペクターらにも多大な影響を与えている名歌手である。ただし声変わりをしてからはボーカリストとしての魅力は激減し、一気にレコーディングする機会も減り、さらに追い討ちをかける様に、15歳の時から常習していたヘロインのオーバードーズで惨めな最後を迎えている。60年代には20TH CENTURY-FOX, COLUMBIAレーベルにも録音が残されており、興味がある方は一聴されたし。