Dee Clark - T. C. B. / It's Impossible

50年代のドゥーワップ～R&B～ロックンロールからポップ期を経て、初期のシカゴ・ソウルにも活躍したR&B～ソウル・シンガー、ディー・クラークが、1965年にCONSTELLATIONレーベルからリリースしたシングルです。

ビル・シェパード・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャート圏外で132位を記録しました。

サム・クックとクラークが共作した作品です。

Sam Cooke, Dee Clark, Billy Davis (1960)

エルヴィス・プレスリーが好んで使っていた言葉として有名になった、スラング「Taking care of business」の略です。サム・クック節が出たキャッチーな曲を、ゴスペル・スタイルのバッキングとコーラスに乗せて、クラークのリードボーカルがソウルフルに歌う60's シカゴ・ソウル・ナンバー！歌詞にはダンス・ナンバーの呼称を多く含んでおり、ダンスものがお好きな方にもおすすめです。また、サム・クック関連がお好きな方もぜひご注目いただきたい一曲です。

裏面はビル・シェパード他が書いたミッドテンポのシカゴ・ソウル良好作品・2サイダーです。

アーティスト【ディー・クラーク】



R&B～ソウル・シンガー、ソングライター。1938年アーカンサス州ブライスヴィル生まれでシカゴ育ち。初期はザ・ハンボーン・キッズ（The Hambone Kids）というR&Bグループで1952年に初録音し、以後はR&Bグループザ・ゴールデントーンズ（The Goldentones）、ザ・クール・ジェンツ（The Kool Gents）、ザ・デリゲイツ（The Delegates）に在籍して活動。1957年にソロ歌手に転向し、FALCON/ABNER/VEE-JAYレーベルと契約し、初期はリトル・リチャード・スタイルのロックンロールを歌ったりしている。1958年に「Nobody But You」がヒットし、以降は「Just Keep It Up」や「Hey Little Girl」といったポップ路線のR&Bでヒット曲を連発する様になり、1961年には「Raindrops」が世界的なヒットを記録している。1963年以降はCONSTELLATIONレーベルと契約し、そこでは上質なシカゴ・ソウルを録音した。1967年以降はCOLUMBIA, WAND, LIBERTY, UNITED ARTISTSレーベル等にも録音を残す。