Debbie Reynolds - Tammy / French Heels

40年代の後半に銀幕デビューを果たした女優で歌手のデビー・レイノルイズが、1957年にUS CORALレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで5週連続1位を獲得しました。

ジェイ・リビングストンが作曲し、レイ・エヴァンスが作詞をしたポピュラーソングで、映画『タミー＆ザ・バチェロー』に挿入され、1957年のオスカーのベストオリジナルソングにノミネートされました。


Tammy and the Bachelor (1957)

ジョセフ・ガーシンソンが指揮する上質なストリングス・オーケストラ・サウンドに乗せたしっとりとしたメロディーの楽曲を、清楚感のあるボーカルで丁寧に歌い上げる50's フィメール・ポップス・クラシックスです。

同年にはエイムス・ブラザーズによるバージョンが、ディスクジョッキーチャートで最高5位、ベストセラーチャートで最高24位、複合チャートで最高29位のヒットとなっています。



また余談ですが、MOTOWNレーベルを設立するベリー・ゴーディーJr.は、本作「タミー」のタイトルからインスパイアを受け文字を少し変えた「TAMLA」レーベルを設立したということが彼の自叙伝で語られています。

裏面はミッドテンポのポップボーカル作品です。

オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

コンディション：NM/NM/SOL マトリックス番号：45 10036 29 / 45 102566 10

アーティスト【デビー・レイノルズ】



女優、ポップ・シンガー、ダンサー。1932年テキサス州エルパソ生まれ。本名 Mary Frances Reynolds 。1948年 16歳の時にWARNER BROS.社と契約して女優として活動。売れ始めるのに時間はかかったが、1950年に映画『Three Little Words』、『Two Weeks with Love』に出演。1952年に映画『Singin' in the Rain』の劇中で初めて歌声を披露した「Aba Daba Honeymoon」が注目され、この曲はレコード化されて全米ポップチャートでトップ30位入りのヒットを記録した。1956年には夫となる俳優のエディー・フィッシャーと映画『Bundle of Joy』で競演する。1956年には映画『The Catered Affair』で『National Board Review』の助演女優賞を受賞する。1957年には映画『Tammy and the Bachelor』の劇中で歌われたラヴ・ソング「Tammy」がレコード化されて全米No.1ヒットを記録している。その後も「A Very Special Love」('58-)と、「Am I That Easy to Forget」('60-)の2曲がヒットし、歌手としても一流の証としてラスヴェガスのショウにも出演を果たした。1964年には映画『The Unsinkable Molly Brown』で“アカデミー・ベスト女優賞”を受賞している。