Chuck Miller - Cool It Baby! / Vim Vam Vamoose

ジャズを基調とした大人向けなロックンロールで人気を博したロックンロール・シンガー、ピアニスト、バンド・リーダー、チャック・ミラーが、1956年にMERCURYレーベルからリリースしたシングルです。

R&B・グループ、ザ・トレニアーズが1956年にVIKレーベルに吹き込んだ作品のカバーです。

ザ・トレニアーズの原曲はルイ・ジョーダンの系譜にあるジャンプ・ブルースでしたが、ミラーの本作でもトレニアーズのバージョンに匹敵するジャジーなロックンロールにアップデートされています。マイク・ペディシン系のジャンプ系ロッカーがお好きな方におすすめのバージョンです。

裏面はノヴェルティー感のあるジャンプ・ブルース曲で、こちらもジャジーなロッカー作品でおすすめの2サイダーです。

アーティスト【チャック・ミラー】



ロックンロール・シンガー、ピアニスト、バンド・リーダー。1924年カンザス州ウェリントン生まれで、2000年にハワイで死去。本名 Charles Nelson Miller 。幼少の頃にピアノを習得し、40年代には自身のバンドを結成。初期はロサンジェルスでプロのミュージシャンとなり、ナット・キング・コールやチャールズ・ブラウン等で演奏。そして40年代後半には名バンド・リーダーとして知られるビッグ・デイヴ・キャヴァナフ（Big Dave Cavanaugh）とも交流を持ち、特にディヴのバンドのベーシストロバート・ダグラス（Robert Douglass）とは親密になり、彼はミラー・バンドのツアーに一緒に出たり、バンドのチーフ・アレンジャーを担当した。1954年にCAPITOLレーベルに録音し、その後MERCURYレーベルにも録音。1955年に「The House of Blue Lights」がナショナル・ヒットし、ジャズを基調とした大人向けなロックンロール作品で人気を博した。