Chris Kenner - I Like It Like That Part 1 / I Like It Like That Part 2 (UK LONDON label)

「ダンス天国」「シック＆タイアード」他のヒットで知られるニューオーリンズR&B・シンガー／クリス・ケナーが、1961年にUK LONDONレーベルからリリースしたシングルです。アラン・トゥーサン・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで3週連続2位、R&Bチャートで最高2位を記録しました。

ケナー自作による楽曲をアラン・トゥーサンが指揮する独特のシャッフルリズムに乗せたニューオーリンズR&B・クラシックス！

1965年にはイギリスのザ・デイヴ・クラーク・ファイヴが取り上げており、その「バージョンはビルボード・ホット100チャートで最高7位に達しています。



また1966年にUK SUEレーベルから出されたV.Aコンピレーションアルバム『The Sue Story』(SUE/ILP-933)にも選曲されており、選曲者のDJガイ・スティーヴンス及び、当時のモッズ族が愛したR&Bの一曲としても知られています。



裏面はサックスとコーラスが主体のインストゥルメンタル・バージョンです。

オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

コンディション：NM/NM マトリックス番号：45-MSC-5463-1C / 45-MSC-5463-1C

アーティスト【クリス・ケナー】



R&B・シンガー、ソングライター、ピアニスト。ニューオーリンズR&B。1929年ルイジアナ州ケナー生まれで、1976年にニューオーリーンズで死去。少年期にはゴスペルを歌い、1956年にBATONレーベルに初録音をした。翌1957年にデイヴ・バーソロミューのプロデュースしたクリス自作曲の「Sick & Tired」がヒットし、本作はファッツ・ドミノによってもカバーされた。以降はRONレーベルにも録音を残し、1961年にアラン・トゥーサンのピアニスト／アレンジャーとしてMINIT/INSTANTレーベルと契約。アランとの競作による「I Like It Like That」は全国的に大ヒットし、後にイギリスのザ・デイヴ・クラーク・ファイヴによりカバーされた。他にも「Something You Got」はR&Bのスタンダードとなり、「ナーナナナナ～」のリフが有名になった1962年の「Land of a Thousand Dances（ダンス天国）」は彼がオリジナルである（がナーナナナナ～のリフは無い）。ゴスペル臭の強いボーカルで豪放に歌うワイルドさが持ち味の名歌手である。