Burl Ives - A Little Bitty Tear / Shanghied

60年以上にわたるキャリアを持つアメリカのフォークシンガー兼俳優のバール・アイヴスが、1961年11月にDECCAレコードからリリースしたシングルです。

オーウェン・ブラッドリー・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高9位、ビルボード・カントリーチャートで最高1位、ビルボード・イージーリスニングチャートで最高1位、USキャッシュボックスチャートで最高位、カナダのCHUMチャートで最高6位、全英シングルチャートで最高9位をそれぞれ記録しました。アイヴスはこの曲でグラミー賞の最優秀カントリー＆ウエスタン・レコーディング賞と、最優秀男性ソロ・ボーカル・パフォーマンス賞にノミネートされました。

アメリカのカントリー・ソングライター、ハンク・コクランが作曲した曲です。この曲は多くのミュージシャンによって録音されており、最初に録音されたのは1960年のレイ・サンダース（アニタ・カー・シンガーズと共演）によるバージョンでした。

この1961年のバール・アイヴスが大ヒットし、曲は広く知られるようになりました。レコーディングは1961年2月15日にテネシー州ナッシュビルのブラッドリー・スタジオで行わ、アイヴスが演奏する軽快なギターにアニタ・カー・シンガーズのコーラスをフィーチャーしたアレンジで編曲されました。ナッシュビル録音の豊かなサウンドに、アイヴスの味のあるボーカルとアニタ・カー・シンガーズのコーラスが絶妙に融合したカントリー・ポップの名作です。

The Anita Kerr Singers

1961年12月、ワンダ・ジャクソンのバージョンは、ビルボード・ホット100で84位のマイナーヒットとなりました。

1980年10月、ハンク・コクランとウィリー・ネルソンによるバージョンは、ビルボードのホット・カントリー・シングル・チャートで最高57位に達しました。

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裏面は「上海」をモチーフにした空想オリエンタル・ノヴェルティー・ポップとなる妙作2サイダーでおすすめです。

□オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【バール・アイヴス】

Burl Icle Ivanhoe Ives（1909年6月14日～1995年4月14日）60年以上にわたるキャリアを持つアメリカのフォークシンガー兼俳優。アイヴスは旅回りの歌手兼ギタリストとしてキャリアをスタートさせ、やがて自身のラジオ番組『ザ・ウェイファリング・ストレンジャー』を立ち上げ、伝統的なフォークソングを世に広めた。1942年、アーヴィング・バーリンの『This Is the Army』に出演し、 CBSラジオの人気者になった。1960年代にはカントリーミュージックに進出し、「 A Little Bitty Tear」や「Funny Way of Laughin' 」などのヒット曲を録音し発表。アイヴスは1940年代後半から50年代にかけては人気映画俳優でもあった。映画出演作には『So Dear to My Heart』（1948年）や『Cat on a Hot Tin Roof』（1958年）のほか、ルーファス・ハンナジー役でアカデミー助演男優賞を受賞した『The Big Country』（1958年）やフィルム・ノワール映画『Day of the Outlaw』（1959年）などがある。アイヴスはクリスマスシーズンと結び付けられることが多い。1964年のクリスマス特別番組『赤鼻のトナカイ ルドルフ』では、ナレーターの雪だるまサム役でナレーションを務めた。また、この特別番組のサウンドトラックも手掛けており、「A Holly Jolly Christmas」や「Rudolph the Red-Nosed Reindeer 」などの楽曲は、2020年代に入ってもビルボードのホリデーチャートに毎年ランクインし続けている。