Boyd Bennett & his Rockets - Seventeen / Little Ole You All

ロカビリーのパイオニアの一人としても知られるロックンロール・シンガー／ソングライター／ボイド・ベネットが、1955年にKINGレコードからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高5位を記録しました。

17歳のティーン少女の生態をモチーフにした明るい調子の楽曲を、ビル・ヘイリー＆ヒズ・コメッツ・スタイルのジャンプサウンドに乗せた50's ロックンロール・クラシックス！ボーカルはボイド・ベネットではなく、ビッグ・モーこと、ジェームス・ミュージーという歌手が担当しています。

近い時期にザ・フォンテイン・シスターズや、ラスティー・ドレイパーによる、カバーバージョンもヒットし有名になっていますが、本作がオリジナル・バージョンです。





裏面はジャジーなロックンロール・ナンバーです。

アーティスト【ボイド・ベネット】



ロックンロール・シンガー、ソングライター。1924年アラバマ州マッスル・ショールズ生まれでテネシー育ち。2002年に死去。本名 Boyd Byron Bennett 。戦後にラジオ局のDJやテレビ局のアナウンサーとして活動する傍ら、自身のバンド／ザ・ロケッツを結成して活動。そこではロカビリーにジャンプ・ブルース、ヒルビリー、ジャズ等の音楽要素を融合させており、ビル・ヘイリー＆ヒズ・コメッツのそれよりも、黒っぽく洒落たスタイルで人気を博した。ゆえにロカビリーのパイオニアの一人としても知られている。録音は1955-1963年の間にKING, MERCURY, KERNELレーベルにあり、1955年にヒットした「Seventeen」、「My Boy, Flat Top」が代表作品として知られている。その後はケンタッキー州のラジオ局で再度DJとして活躍し、2002年には「ロカビリーの殿堂入り」を果たした。