Bobby Womack - Lookin' For A Love / Let It Hang Out

ザ・ヴァレンティノズのリードシンガー、およびサム・クックのバックギタリストとしてキャリアをスタートさせたことで知られるR&B～ソウル・シンガー、ソングライター、ギタリストのボビー・ウーマックが、1974年1月にUNITED ARTISTSレーベルからリリースしたシングルです。

ウーマック・セルフ・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高10位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、USキャッシュボックスチャートで最高8位、カナダのチャートで最高24位を記録しました。

J・W・アレクサンダーとゼルダ・サミュエルズが書いた曲で、ボビー・ウーマックをフィーチャーしたファミリーグループのザ・ヴァレンティノスのデビューヒット曲（全米チャート10位、R&Bチャート8位）でした。

ザ・ヴァレンティノスの原曲はゴスペル・スタイルのR&Bでしたが、ここではマッスルショールズ録音の、肉厚かつ軽快なサウンドで再編された新バージョンとして蘇りました。オリジナルを再現したコーラスをバックに、脂の乗ったウーマックのボーカルがソウルフルに響く名バージョンです。

ウルフルズのボーカルであるトータス松本氏は、 2003年に初のソロアルバム『トラヴェラー』で、この曲をボビー・ウーマック・バージョンでカバーしました。

裏面はウーマックが書いた曲で、ファンキーなロック・サウンドの2サイダーです。

アーティスト【ボビー・ウーマック】

Robert Dwayne Womack（1944年3月4日～2014年6月27日）アメリカのR&B～ソウル・シンガー、ソングライター、ギタリスト。1950年代初頭に家族で結成したR&B・グループ、ヴァレンティノズのリードシンガー、およびサム・クックのバックギタリストとしてキャリアをスタートさせた。以降60年以上にわたり、 R&B、ジャズ、ソウル、ロックンロール、ドゥーワップ、ゴスペルなど、さまざまなスタイルに及ぶ。ウーマックは多作なソングライターで、ザ・ローリング・ストーンズの最初の全英ナンバーワンヒット曲「It's All Over Now」とニューバースの「I Can Understand It」を（兄弟のヴァレンティノ兄弟と）作曲し、オリジナルをレコーディングした。歌手としては、「Lookin' for a Love」、「That's the Way I Feel About Cha」、「Woman's Gotta Have It」、「Harry Hippie」、「Across 110th Street」、そして1980年代のヒット曲「If You Think You're Lonely Now」と「I Wish He Didn't Trust Me So Much」が最も有名である。2009年、ウォマックはロックの殿堂入りを果たした。