Bob Lind - Elusive Butterfly / Cheryl's Goin' Home

メアリーランド州バルチモ出身のポップ、フォーク、ロック・シンガー・ソングライター、ギタリスト、ボブ・リンドが、1966年1月にWORLD PACIFICレーベルからリリースしたシングルです。

ジャック・ニッチェ・プロデュースによる作品です。

Jack Nitzsche

ビルボード・ホット100チャートで最高5位、ビルボード・アダルトコンテンポラリーチャートで最高5位、カナダのチャートで最21高位を記録しました。

ボブ・リンドが書いた曲です。当時、彼はデンバーに住み、地元のフォーククラブで演奏していましたが、成功のチャンスを求めてカリフォルニアへ移り、WORLD PACIFICレコードの代表リチャード・ボックにデモを聴いてもらい気に入られて契約に至りました。

レコーディングはサンセット・サウンド・スタジオで行われ、ドラムのハル・ブレイン、ピアノのレオン・ラッセル、バンジョーのヘンリー・ディルツ、ベースのキャロル・ケイといったメンバーが参加し、プロデューサーのジャック・ニッチェがアレンジメントを担当しました。

The Wrecking Crew

フィル・スペクター関連の制作で多忙を極めていたニッチェでしたが、彼は前日からオフィスにこもりきり、この曲を監視させるために、息を呑むほど美しい譜面や、涙を誘うストリングスのラインなど、綿密にすべてを書きました。

カバーが多い人気曲ですが、ここでは代表的な3バージョンを挙げておきます。

1966年にイギリスでヴァル・ドゥーニカンがカバーし、1966年3月から4月にかけてイギリスのチャートで最高5位に達しました。

1966年にジェーン・モーガンのバージョンはイージーリスニングチャートで9位に達しました。

1968年にカーメン・マクレーンのバージョンはアダルト・コンテンポラリーチャートで35位に達しました。

裏面もリンドが書いたポップ・ナンバーです。

アーティスト【ボブ・リンド】

Robert Neale Lind（November 25, 1942年11月25日・メアリーランド州バルチモア生まれ）ポップ、フォーク、ロック・シンガー・ソングライター、ギタリスト。録音はWORLD PACIFICレーベルにあり、1966年に「Elusive Butterfly」が米英で大ヒットし、フォーク・ブームの一端を担った。