Nelson Riddle - The Route 66 Theme / Lolita Ya Ya

1940年代～1980年代までアメリカのポピュラーミュージック界の大物裏方として貢献してきてた事が知られる白人男性ポピュラー・ミュージック・アレンジャー、作曲家、バンド・リーダー／ネルソン・リドルが、1962年にCAPITOLレーベルからリリースしたシングルです。

1960年～1964年の間にCBS系列で放送された人気テレビ番組シリーズ『ルート66』のテーマ曲です。



ビルボード・ホット100チャートで最高30位を記録し、第5回グラミー賞最優秀インストゥルメンタル・テーマのグラミー賞、および最優秀インストゥルメンタル・アレンジメント・グラミー賞にノミネートされました。

スタイリッシュに洗練されたオーケストラ・サウンドに、リドルが書いた軽快なメロディーが弾む60's ポップ・インストゥルメンタル・クラシックス！

裏面曲はMGM映画『ロリータ』のテーマ曲となる2サイダー盤です。こちらもリドル作による名作で、ザ・ヴェンチャーズによるカバーも有名になった作品です。

アーティスト【ネルソン・リドル】



白人男性ポピュラー・ミュージック・アレンジャー、作曲家、バンド・リーダー。1921年ニュージャージー州オラデル生まれで、1985に死去。本名 Nelson Smock Riddle, Jr. 。1940年代の後半からCAPITOLレーベルでアレンジャーとして働き、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルド、ナット・キング・コール、ジュディー・ガーランド、ディーン・マーティン、ペギー・リー、ローズマリー・クルーニー、キーリー・スミスらの大物歌手を手がた。8歳でピアノを習い、14歳でトロンボーンを演奏し始め、その後地元でダンス・バンドとして活躍していたチャーリー・スピヴァク（Charlie Spivak）楽団に参加。1943年に海軍に入り、軍役中もチャーリーのバンドで活動。その間にシカゴにも行き、1944-1945年にはトミー・ドーシー楽団にも参加して演奏。戦後にはカリフォルニア州ハリウッドに移住し、作曲家レス・バクスターに見出されナット・キング・コールの「Mona Lisa」のセッションに関わる。1952年にフランク・シナトラのアレンジメントを担当し、1953年に「I've Got The World On A String」が大ヒットを記録。その後は前述のアーティストらを手がけ、CAPITOLレーベルには不可欠な存在として多くの名仕事を残した。1963年にはフランク・シナトラが所有したREPRISEレーベルでも働き、以降70年代後半までシナトラの録音やレーベルで多くのアレンジを担当している。また同時期に映画/テレビ音楽も手がけており、「Route 66」「Batman」「Rat Pack features Robin」「7 Hoods」「Ocean's 11」等を担当した。80年代にはリンダ・ロンシュタットを手がけ、プラチナム・アルバムを受賞している。