Inez Foxx - Mockingbird / Jaybirds

アイク＆ティナ・ターナー・スタイルで人気を博した兄妹R&B～ソウル・ボーカル・デュオ／アイネズ＆チャーリー・フォックスが、1963年にSYMBOLレーベルからリリースしたシングルです。ジャギー・マーレイ・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高7位、R&Bチャートで最高2位を記録しました。

フォーク・トラディッショナル・ソングの「ハッシュ・リトル・ボーイ」を改良し、バート・キーズがアレンジメントを担当したニューヨークR&Bです。アイネズとチャーリーが力強いボーカルで掛け合いで歌う60's R&B・クラシックス！初期ソウルとしても重要視されており、UK KENTレーベル編集によるV.Aコンピレーション・アルバム『Birth Of Soul Vol.1』に収録されていました。


Birth Of Soul 1

当時UK ISLANDレーベルのオーナーだったクリス・ブラックウェルが、米国滞在中にラジオから流れてきた本作を耳にし、UK SUEレーベル設立を決意したという逸話も意義深い重要作品です。




Guy Stevens

裏面も同路線のR&Bとなる好フリップ・サイドです。

コンディション：NM/NM/TROL マトリックス番号：SY-925 1 BellSound / SY-926 1 BellSound

アーティスト【チャーリー・フォックス　アイネズ・ジョンソン】



R&B～ソウル・シンガー、ギタリスト、コンポーサー。1939年ノースキャロライナ州グリーンズボロ生まれ。妹のアイネズと組んだR&Bデュオ／アイネズ＆チャーリー・フォックスで有名になる。初期はチャック・ジョンソン＆ザ・ジェイシーズ（Chuck Johnston & The Jaycees）名義で活動しており、1959年にBRUNSWICKレーベルに初録音をする。1960-1961年には妹のアイネズはアイネズ・ジョンソン（Inez Johnston）の名義で同BRUNSWICKレーベルにシングル2枚を録音し、その後1963年にSUEレーベル傍系のSYMBOLレーベルとソロ契約をする。間もなく、兄のチャーリーもチャック・ジョンソン（Chuck Johnson）名義でソロ歌手として同SYMBOLレーベルと契約をする。この時点ですでに二人の掛け合いスタイルによる録音は完成していたが、同レーベル・メイトのアイク＆ティナ・ターナーのスタイルをイミテートして、R&Bデュオ／アイネズ＆チャーリー・フォックスが結成された。1963年に「Mockingbird」がヒットしたほか「Hurt by Love」「Ask Me」等を連続してヒットさせた。1966年にMUSICORレーベルに移籍し、その後1967年にDYNAMOレーベルに移り発表した「(1-2-3-4-5-6-7) Count the Days」がヒットを記録した。アイネズ＆チャーリーはアイク＆ティナ・ターナー・スタイルで、本家ほど攻撃的なR&Bではなく、主にチャーリーが作曲したキャッチーなR&Bと、アイネズの強力なシャウトを売りにし人気を博した。