Don Ralke - Four Paces East / Teen Beat

ハリウッドで映画音楽やテレビ番組の音楽を多く手がけたポピュラー音楽プロデューサー、アレンジャー、作曲家のドン・ラルクが、1959年にWARNER BROS.レーベルからリリースしたシングルです。

ドン・ラルクが書いた曲で、ボンゴ奏者のプレストン・エップスと雇用したと思われるラテン・アレンジのインストゥルメンタル作品です。

Preston Epps

乱れ打つボンゴのビートに乗せた怪しげなマイナーキー曲を、鋭角なロッキン・ギターが主体となってメロディーを奏でるオブスキュア・50's インストゥルメンタル・チューンです。珍盤がお好きな方におすすめです。

裏面は、ロックンロール・ドラマー／サンディー・ネルソンが、1959年にORIGINAL SOUNDレーベルからリリースしたヒット曲（全米チャート4位／R&Bチャート17位／UKチャート9位）のカバーで、こちらも素晴らしい初期サーフ・インストゥルメンタル作品です。

アーティスト【ドン・ラルク】



ポピュラー音楽プロデューサー、アレンジャー、作曲家。1920年ミシガン州バトル・クリーク生まれで、2000年にカリフォルニア州サンタローサで死去。南カリフォルニア大学で音楽を専攻して卒業し、アルノルト・シェーンベルクからも音楽を学ぶ。バディー・コレットとのコラボレーションでWARNER BROS.レーベルにエキゾチカ音楽を録音したり、ウォーレン・ベイカーとの競作で映画『77 Sunset Strip』の音楽等を手がけた。またティーン・ポップではコニー・スティーヴンスの「Sixteen Reasons」をヒットさせ、ジュウェル・エイケンスの「The Birds and the Bees」でもアレンジメントを担当している。他にも、ハリウッドで映画音楽やテレビ番組の音楽を多く手がけたポピュラー・ミュージック界の名人である。