Cozy Cole - Topsy Part 2 / Topsy Part 1

戦前のスウィング期から戦後のロックンロール期にかけて活躍した黒人ジャズ・ドラマー／コージー・コールが、1958年にLOVEレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで最高3位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、英国シングルチャートで最高29位を記録しました。

ベニー・グッドマンが1938年にVICTORレーベルに初録音したスウィング・ジャズ曲の「トプシー」のカバーです。



ベニー・グッドマンの原作同様のアップテンポのマイナーキー曲を、ハモンド・オルガンをフィーチャーした小編成ジャズ・バンドでアレンジしたインストゥルメンタル・ナンバーです。ハモンド・オルガンの前半から、曲の半ばからのコールの派手なドラム・ソロを挟み、ホーンセクションが多く登場するスウィンギンな後半という流れで構成された50's R&B・ジャズ・クラシックスです。チャート上位のメジャー作品ではありますが、渋めでダークな感じのR&Bがお好きな方にも大推薦の名作です。

ザ・レッキング・クルーの名ドラマー／ハル・ブレインは、1965年にDUNHILLレーベルから自己名義で「トプシー'65」としてカバーしており、そちらも秀逸なバージョンです。



裏面は本来のA面となる「パート.1」で、こちらもビルボード・ホット100チャートで最高27位、英国シングルチャートで最高29位を記録しています。

コンディション：VG(+)/VG(+)/WOL/TROL マトリックス番号：PT2 5004 / PT1-5003

アーティスト【コージー・コール】











黒人ジャズ・ドラマー。1909年ニュー・ジャージー州イースト・オレンジ生まれで、1981年に死去。本名 William Randolph Cole 。戦前～戦後に活躍したジャズ・ドラマー。初録音は1928年のウィルバー・スウェットマンで、以降1930年代～1940年代にかけてはキャブ・キャロウェイはじめ、多くの名門ジャズ楽団に参加した。1950年代にはLOVEレーベルからロックンロール時代に準じた諸作品を録音し、1958年に「Topsy Part.2」が大ヒットしている。以降はCORAL等のレーベルで、スウィンギンでエキゾチックな大衆ジャズを売りにした。