The Falcons - You're So Fine / Goddess Of Angels [UNART black label]

ウィルソン・ピケット、ジョー・スタブスなど、後の大物ソウル歌手が多数在籍した事でも知られるデトロイトR&B～ソウル・グループ／ザ・ファルコンズが、1959年にUNARTレーベルからリリースしたシングルです。

サックス・カリ・プロデュースによ　る作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高17位、R&Bチャートで最高2位を記録したました。

ゴスペルをベースにしたミッドテンポの楽曲を、サックス・カリのバンドが演奏するリズムに乗せて、ジョー・スタブスのリードがソウルフルに歌い上げる50's デトロイトR&B・クラシックス！複雑なハーモニーが好まれたドゥーワップ流行時期において、シンプルにリフレインさせるだけのゴスペル・スタイルのコーラスは斬新であり、60年代にソウル・コーラスとして開花する重要さを秘めた名作です。

ドロシー・ベリーによる音壁ポップス・バージョンも登場しています。



裏面はバラードでゴスペル・スタイルのこちらも良い塩梅です。

コンディションVG--評価の傷盤ではありますが、音質は概ね良好で、見た目以上にちゃんと鳴りますのでおすすめです。

アーティスト【ザ・ファルコンズ｜ザ・ファビュラス・プレイ・ボーイズ（The Fabulous Play Boys）】



R&B～ソウル・グループ。デトロイトR&B～ソウル。1955年にデトロイトで結成。1956年にMERCURYレーベルに初録音。1959年にFLICKレーベルでサックス・カリが手がけた「You're So Fine」が、同年にUNART/UNITED ARTISTSレーベルからディストリビュートされて全国的なヒットを記録。1962年にLU PINEレーベルに移籍し、傑作といわれる「I Found A Love」を発表しヒットさせた。他ATLANTICレーベルにも録音がある。第一期のファルコンズのメンバーにはウィルソン・ピケット、ジョー・スタブス、エディー・フロイド、サー・マック・ライスらが在籍しており、彼らがソロ歌手として独立していったのをきっかけにグループは解散した。そしてザ・ファビュラス・プレイ・ボーイズというグループが第二期のファルコンズとして仕立て上げられたが、ロバート・ウォードを擁する新生ファルコンズの実力も素晴らしく、BIG WHEEL等のレーベルに録音を続け、1960年代の後半まで活動している。