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R&B 45

Ray Charles - I've Got A Woman / Come Back

1954 USA Original 45rpm Record [ATLANTIC/45-1050]

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50年代初頭から多くのヒット曲を放ち、“ブラザー・レイ”、“天才”、“ソウルの神様”等の愛称でも親しまれた、R&B~ソウル・シンガー、ソングライター、サックス&鍵盤楽器奏者、レイ・チャールズが、1954年12月にATLANTICレーベルからリリースしたシングルです。

ジェリー・ウェクスラー・プロデュースによる作品です。

ビルボード・R&Bチャートで1位を記録しました。ローリング・ストーン誌の「史上最高の500曲」のリストで239位にランクインしました。1990年、レイ・チャールズによるこの1954年のバージョンがグラミー殿堂入りを果たしました。

レイ・チャールズが1954年の夏にバンドと共にツアー中のラジオで聴いたサザン・トーンズの「It Must Be Jesus」をベースに、ビッグ・ビル・ブルーンジーの「Living on Easy Street」に触発されたブリッジ部分を含んだ形で作曲されました。

レイ・チャールズは、このように、ゴスペル賛美歌のメロディーと構成を借用し、そこに世俗的な、いわゆる「下品な」ブルースの歌詞を融合させたことによって物議を醸しました。当時、一部キリスト教の宗教コミュニティから激しく非難されましたが、レコードの人気の火は消えず、商業的には大成功を収めることになりました。

録音は、1954年11月18日にジョージア工科大学のラジオ局WGSTのアトランタのスタジオで行われました。チャールズとバンドメンバーのトランペット奏者であるレナルド・リチャードは、ゴスペルの激しいテンポに世俗的な歌詞とジャズに影響を受けたリズム・アンド・ブルース(R&B)のバックグラウンドをアレンジに乗せています。サウンドは、やはり鋭く力強いホーンセクションとリズミカルな激しさが特徴で、1950年代のR&Bの青写真となりました。曲の中盤で音楽が途切れ、チャールズが即興で歌うボーカルブレイクダウンは、彼の驚異的なコントロール力とゴスペルに影響を受けた「シャウト」のスタイルを際立たせています。

「アイヴ・ゴット・ア・ウーマン」は、ゴスペルとR&Bの架け橋を築き、ソウル・ミュージックというジャンルの先駆けとなった画期的な作品でした。チャールズはこのシングル発売から約5年後に「ホワッド・アイ・セイ?」をリリースした後、「ソウル・ミュージック」と呼ばれるようになる音楽ジャンルを先駆けたことで有名です。

カバーが多い人気曲ですが、このページで特筆するものには以下のバージョンが考えられます。
 
エルヴィス・プレスリーは、1956年1月10日にテネシー州ナッシュビルのRCAスタジオでこの曲の自身のバージョンを録音しました。このシングルはチャートインしませんでしたが、1950年代のプレスリーのショーではほぼ定番曲であり、1969年にライブ活動を再開してから1977年まで演奏されました。

1962年2月17日から20日にかけて、フランス人ミュージシャンのジョニー・アリディ(プレスリーのフランス版とみなされている)は、ナッシュビルのブラッドリー・スタジオで初めて英語で演奏された16曲を録音し、その中の一曲にこの曲が含まれており、1962年7月にフランス・ベルギーのチャートで31位にランクインしました。

1962年:ザ・ビートルズはBBCラジオのためにこの曲を2つのバージョンで録音しました。最初のバージョンは1963年7月16日にロンドンのBBCパリ劇場で、ラジオ番組『Pop Go the Beatles』のための録音でした。2番目のバージョンは、1964年3月31日にロンドンのプレイハウス・シアターでサタデー・クラブ・ラジオ番組のための録音でした。

◇

裏面もヒットしており、ビルボード・R&Bチャートで4位を記録しました。

作詞作曲はチャールズ名義となっていますが、ブルース歌手でピアニストのウォルター・デイヴィスが1940年に作詞作曲し録音した曲のカバーです。

<参加ミュージシャンと録音場所+日時>
Ray Charles - [I've Got A Woman] / [Come Back Baby]
Joe Bridgewater, Charles Whitley, trumpet; Don Wilkerson, tenor sax; David Newman, baritone sax; Ray Charles, piano, vocal; Wesley Jackson, guitar; Jimmy Bell, bass; Glenn Brooks, drums.
Atlanta, GA, November 18, 1954

□レア!黄色レーベルのファーストプレスです。コンディションG評価の激しい傷盤ではございますが、肝心の音質は概ね良好で、全体をとおしてVG程度の安定した鳴り具合に感じます。実際のレコードから作成した試聴音源をお試しくださいませ。参考までに、黄色レーベルのATLANTICレーベルは、綺麗でもチリノイズが出ることが普通というのがコレクター間では認識されており、今回入荷した“鳴りの良い”個体は当たりプレスであるといえますのでおすすめでございます。

コンディション:G/G/RW
マトリックス番号:A-1383 / A-1385


アーティスト【レイ・チャールズ】



















Ray Charles Robinson (September 23, 1930 Albany, Georgia, United States - June 10, 2004 Beverly Hills, California, United States) R&B~ソウル・シンガー、ソングライター、サックス&鍵盤楽器奏者、音楽プロデューサー、レーベルオーナー。R&B~ソウル界の大物で、愛称は“ブラザー・レイ”、“天才”、“ソウルの神様”。5歳の時に緑内障が原因で視力が低下し、7歳で盲目となる。15歳の1946年に母親を亡くし、友達の母親にフロリダ州ジャクソンヴィルで育てられる。間もなく同州オーランド~タンパに移住し、そこで初めてザ・フロリダ・プレイボーイズ(The Florida Playboys)というバンドに参加している。1947年に単身シアトルに移住し、 ロバート・ブラックウェルや、14歳のクインシー・ジョーンズらと交流を持つ様になる。そしてギタリストのG. D. マッキー(G. D. McKee)と、ベーシストのミルトン・ギャレット(Milton Garrett)と共にザ・マクソン・トリオ(The McSon Trio)を結成し、1949年にザ・マキシン・トリオ(The Maxin Trio)の名義でDOWN BEATレーベルに初録音した「Confession Blues」が初ヒットを記録した。同1949年にレイ・チャールズのソロ名義でSWING TIMEレーベルと契約し、「Baby Let Me Hold Your Hand」、「Kissa Me Baby」の2曲がヒットした。1952年にSITTIN' IN WITHレーベルとROCKIN'レーベルにもシングルを残し、同年にニューヨークに拠点を構えるアーメット・アーティガンのATLANTICレーベルに移籍する。初期はナット・キング・コールやチャールズ・ブラウン・スタイルのジャズやウェストコーストブルースを売りにしていたが、ATLANTIC入社後にはジャンプブルースやブギウギ、そしてゴスペルの要素を持ち込んだ独自のR&Bを展開。1953年に「Mess Around」がヒットした以降ヒットを連発し、1954年には歴史的名作の「I Got a Woman」を発表。様々な音楽要素をミクスチャーさせた新リズムは、1959年の「What'd I Say」に直結し、ソウルミュージックの先駆者として強い影響力を持つ事となる。1960年にはABC PARAMOUNTレーベルに移籍し、そこでは「Georgia On My Mind」や「Hit The Road Jack」、「Unchain My Heart」といったメインストリーム向けのR&Bをヒットさせていき、アメリカ国内だけに留まらず、世界的な成功を収めた数少ないR&Bスターとして有名になった。