Marv Johnson - Come To Me / Whisper
1959 USA Original 45rpm Record [UNITED ARTISTS/UA 160]
- Preço normal
- ¥1,400 JPY
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- Preço promocional
- ¥1,400 JPY
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モータウン設立前にベリー・ゴーディーJr.が手がけた事で知られる、デトロイト出身のR&B・シンガー/マーヴ・ジョンソンが、1959年5月にUNITED ARTISTSレーベルからリリースしたシングルです。
ベリー・ゴーディー・ジュニア・プロデュースによる作品です。
Berry Gordy Jr.
ビルボード・ホット100チャートで30位、ビルボード・R&Bチャートで6位を記録しました。
1958年、マーヴ・ジョンソンはデトロイトのザ・セレネーダーズ(The Serenaders)という地元のグループで一緒に歌っていました。ジョンソンがミシガン州のとあるカーニバルでパフォーマンスしている時に、新レーベルを発足しようとしていたベリー・ゴーディー・ジュニアによって見出されました。ゴーディーが元々想定していたレーベル名は、デビー・レイノルズのヒット曲「タミー」にちなんで名付けらた、TAMMYレーベルとなる予定でしたが、同名のレーベルがすでに存在していた為、レーベル名をTAMLAレコードに変更させました。ゴーディーはジョンソンを見出した後、TAMLAレーベルと契約するように説得し、1959年2月に20歳のジョンソンはこの「カム・トゥ・ミー」を共同執筆し録音しました。録音はデトロイトのユナイテッド・サウンド・システムで行われ、ベーシストのジェームス・ジャマーソン、ドラマーのベニー・ベンジャミンを含む数人のミュージシャンと、コーラスのレイバー・ボイセズらがセッションに参加しています。
「カム・トゥ・ミー」は、1959年5月にTAMLAレーベルによって最初に販売され(以下の画像)、中西部でローカルヒットしました。
しかしTAMLAレーベルはまだ地元の小会社であり、レコードを全国的にディストリビュートする事ができなかったので、ゴーディは曲を全国配給可能なUNITED ARTISTSレーベルに曲の権利を売却しました。そしてこのレコードは、1959年の終わりに全国的なヒットとなっています。
キャッチーな楽曲を、軽快なリズムとドゥーワップ・コーラスに乗せた50's デトロイトR&B・クラシックス!泥臭いだけがデトロイトR&Bではなく、洗練を追及したのもデトロイトR&Bで、その理念はモータウンで開花します。
ジャッキー・ウィルソンをルーツとしたボーカルが素晴らしいだけでなく、モータウンのルーツ、ひいてはソウル・ミュージックのルーツとして大変重要度の高い名作です。
裏面はドゥーワップ・バラードで、こちらもおすすめです。
コンディション:VG(+)/VG(+) マトリックス番号:UA-160C-101-211257 / ZTSP29126 27360 |
アーティスト【マーヴ・ジョンソン】
R&B~ソウル・シンガー、ソングライター、ピアニスト。1938年デトロイト生まれ。本名 Marvin Earl Johnson 。R&Bグループ/ザ・セレネーダーズ(The Serenaders)で活動していたところを、モータウン設立以前のベリー・ゴーディーJr.に見出されソロ歌手として独立。1959年にゴーディーが立ち上げたTAMLAレーベルから「Come to Me」でデビューし、間もなく彼らの作品はUNITED ARTISTSレーベルからディストリビュートされてナショナルヒットを記録した。1959-1961年の間に同レーベルから「You Got What It Takes」、「I Love The Way You Love」、「(You've Got To) Move Two Mountains」等をヒットさせていく。ベリー・ゴーディーJr.にとっては、自らのトータルプロデュースによりマーヴをメインストリームで成功させていく事は、メジャー音楽業界との関係性を構築し、モータウン自体を成功に導く為の鍛錬の時期という重要さを持っていたと考えられる。