Link Wray & His Ray Men - Rumble / The Swag
1958 USA Original 45rpm Record [CADENCE/1347]
- Preço normal
- ¥8,800 JPY
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- ¥8,800 JPY
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“パンク/ヘヴィー・ロックの父”としても称されるロックンロール・ギタリスト、作曲家/リンク・レイが、1958年にCADENCEレーベルからリリースした記念すべきデビューシングルです。
ビルボード・ホット100チャートで最高16位を記録しました。2003年にローリングストーン誌が選ぶ「ギター名演100」のリストで第67位に選定されています。
1950年代後半、バージニア州フレデリックスバーグで開催されたライブダンスナイトで演じていた、ザ・ダイアモンズの「ザ・ストロール」をバンドで再演したダンス・ナンバーです。
曲はライヴで非常に人気があった為、彼らの事実上のマネージャーであったDJのミルト・グラントと共に録音する事を決めました。しかし、彼らがそれを録音しようとした時、スタジオで出される音はカントリー音楽の様に綺麗過ぎて、ライヴで演じる様な音を再現出来ませんでした。そこでリンク・レイは、フィードバックを得るためにスピーカーとマイクを動かし始め、それから鉛筆を取り、スピーカーに穴を開け始めて、最終的に望みの音を得たという逸話が残されています。1997年のリンク・レイに対するインタビューでは、レイはフレドリックスバーグのステージでは、小さな60ワットのシアーズとローバックのアンプをかなりの大音量で演奏していたそうです。
レイがフラストレーションの中で行った事は、新しいサウンドを「発明」することでした。このサウンドは後に「ファズトーンギター」として知られるようになりました。また、残響を使用するという斬新なアイデアもありました。一方、彼らがデモで録音した曲は「オッドボール」という名前を付けられ、CAPITOLとDECCAレーベルに持ち込みましたが、両レーベルに「オッドボール」は断られました。サウンドの面でも、新しいサウンドを追求する点において、「元祖パンク・ロック」という評価がなされる傑作です。
1957年にブロードウェイで公開された『ウェスト・サイド・ストーリー』に登場するギャングのライバル同士による喧嘩のシーンが、1957~58年までに大衆文化に浸透しており、実際、劇の第1幕のダンスシーンには「ザ・ランブル」と題されていた為、「ランブル」は「ギャング・ファイト」の俗語としても世間に浸透していました。そういった理由から、1950年代後半、ボストンやニューヨーク市のラジオ局を含むいくつかの都市や町では、ギャングの暴力を誘発したり、少年の非行に影響を与えたりする恐れがあるため、「ランブル」はオンエアされませんでした。または一部の保守的なラジオDJからは「歪んだ、単調で、ノイズの多い音楽」と酷評され、番組でオンエアされませんでした。それでも「ランブル」はヒットしました。
1994年の映画『パルプ・フィクション』他、多くの映画に挿入されています。
裏面はロカビリー調のアップテンポとなる2サイダー盤です。こちらは1972年の映画『ピンク・フラミンゴ』で使用されました。
オリジナル・カンパニースリーブ付きです。
コンディション:VG++/VG++/WOL/SOL/SEW(DNAP) マトリックス番号:J90W-1456-N7 HB145 / J90W-1457-N7 HB146 |
アーティスト【リンク・レイ】
ロックンロール・ギタリスト、作曲家。1929年ノースキャロライナ州ダン生まれで、2005年に死去。本名 Fred Lincoln "Link" Wray Jr. 。音を歪ませたギターや、パワー・コードを用いた個性的な演奏スタイルで、“パンク/ヘヴィー・ロックの父”としても称される名ギタリスト。1958年にCADENCEレーベルから「Rumble」が初ヒットし、この作品はインスト曲にも関わらず、「暴力的な音」と「野蛮なタイトル」という理由で大人達から苦情が相次ぎ、いくつかのラジオ局ではオンエアが禁止された。その後EPICレーベルで「Raw-Hide」がヒットし、さらにSWANレーベルでは「Jack The Ripper」をヒットさせている。どの時代の録音においてもおしなべて高水準なロックンロールを残した。主な録音は1967年までで、しばらくブランクがあり、ロックンロールが再評価された1977年以降に再び録音をした。ジミー・ペイジはリンク・レイの事を“真の反抗姿勢”と評し、ザ・フーのピート・タウンゼントは“「ランブル」を聞かなければ、俺はギターを弾くことななかっただろう”と回想している。