Joey Dee & The Starliters - Peppermint Twist - Part 1 / Peppermint Twist - Part 2

60年代前半にはフィラデルフィアのチャビー・チェッカーらと共に、ツイスト・ブームを引率した事でも知られる白人黒人混成のR&B～ポップ・グループ／ジョーイ・ディー＆ザ・スターライターズが、1961年にUS ROULETTEレーベルからリリースしたシングルです。

ヘンリー・グローヴァー・プロデュースによる作品です。


Henry Glover

ビルボード・ホット100チャートで3週連続1位、キャッシュボックス・チャートで最高2位を記録しました。

彼らが拠点にしていたN.Yマンハッタンの45番通りにあった「ペパーミント・ラウンジ」をモチーフにしたツイスト・ダンス・ナンバーです。チャビー・チェッカーが1960年にナンバーワンヒットさせた「ザ・ツイスト」に続く、ツイスト曲では二度目のナンバーワンヒットとなりました。ツイストブームをさらに加速させた重要作品です。


The Peppermint Lounge

ここでのリードシンガーは、ザ・（ヤング）・ラスカルズの歌手であったエディ・ブリガティの兄弟デビッド・ブリガティです。他のセッションのメンバーには、オルガンにカールトン・ラティモア、ギターにビリー・バトラー、サックスにジェローム・リチャードソン、ドラムにドン・マーティンをフィーチャーしました。

1970年代にグラムロックバンド／スウィートによってカバーされ、そのバージョンは1974年にオーストラリアのシングルチャートで1位に達しました。



1962年にカタリーナ・ヴァレンテによるバージョンはドイツで8位に到達しました。



1973年のジョージ・ルーカス監督によるアメリカ映画『アメリカン・グラフィティー』にサウンドトラック曲として挿入されています。



裏面は後半部分となるパート2です。

コンディション：VG+/VG(+)/WOL/RW マトリックス番号：10D-16324-6 AudioMatix / 10D-16325-8 AudioMatix

アーティスト【ジョイ・ディー＆ザ・スターライターズ】



白人黒人混成のR&B～ポップ・グループ。リード・シンガーのロジャーズ・フリーマンとジョーイ・ディーを中心に、1958年頃にニュージャージーでザ・スターライターズ（The Starliters）を結成。1960年には活動の拠点をニューヨークの「ペパーミント・ラウンジ」に移してダンス・バンドとして活躍。同1960年LITTLE, SCEPTERレーベルに録音する。その後1961年にROULETTEレーベルと契約して発売された「Peppermint Twist」が全国区で大ヒットを記録し、フィラデルフィアのチャビー・チェッカーらと共にツイスト・ブームを引率した。その後は映画『Hey, Let's Twist』や『Two Tickets to Paris』に出演し、1964年にはヨーロッパ・ツアーに行き、ストックホルム公演ではザ・ビートルズが彼らの前座を努めた。以降1960年代はJUBILEEレーベルにも多数録音を残す。メンバーは流動的ながら、後にザ・ヤング・ラスカルズで有名になるエディー・ブリガティ、ジーン・コーニッシュ、フェリックス・キャバリアーズの3人が在籍しており、1965年のツアー・メンバーには下積み時代のジミ・ヘンドリックスが参加した時期がある。また彼らの1963年の「Dance, Dance, Dance」には、まだ無名時代のザ・ロネッツがコーラスで参加している。