Eddie Cano - Panchita / A Taste Of Honey

ロサンゼルス出身のアフロ・キューバン＆ラテン・ジャズ・ピアニスト、リーダー、作曲家、編曲家、エディ・カノが、1962年にREPRISEレーベルからリリースしたシングルです。

ニール・ヘフティー・プロデュースによる作品です。


Neil Hefti

ヒューイ・ピアノ・スミス＆ザ・クラウンズの「ウィー・ライク・バードランド」に似たリフを持つアップテンポ曲を、カノのピアノを主軸にした小編成バンドの演奏とコーラスで軽快に仕上げた60's ラテン・ジャズ・インストゥルメンタル・パーティー・チューン！



裏面は、ボビー・スコットとリック・マーロウによって書かれたポップ曲のカバーで、元々は1958年のイギリスの演劇『蜂蜜の味』の1960年のブロードウェイ版のために書かれたインストゥルメンタル・トラックでした。

繊細なタッチのカノのピアノが美しくメロディーを奏でるジャズ・インストゥルメンタル・バージョンです。数ある「蜜の味」の録音の中でも、かなりシンプルながら、味わい深さを持つグレート・カバーでおすすめです。

アーティスト【エディ・カノ】







Edward Cano（1927年6月6日 ロサンゼルス～1988年1月30日 ロサンゼルス）アフロ・キューバン＆ラテン・ジャズ・ピアニスト、リーダー、作曲家、編曲家。ジャズとラテンのスタイルを融合させることにキャリアの大半を費やした。1950年代から1960年代にかけて、ATCO, REPRISE, RCA VICTOR等のレーベルから自身の名義でリリースした一連のアルバムは好評を博し、ビブラフォン奏者のカル・ジェイダーやバンドリーダーのレス・バクスターと並ぶほどの人気を博した。チャ・チャ・チャやワトゥシといった流行ダンスも取り入れた。彼の家族は音楽家族で、父親はベースギター奏者、祖父はメキシコシティ交響楽団のメンバーだった。カノは祖父や個人教師についてベースを学び、ピアノとトロンボーンも学んだ。バラードを得意とする歌手ハーブ・ジェフリーズと関係を持ち、カノは10年間、彼と断続的にコラボレーションしている。ピアニストのカノは1948年にはすでに自分のバンドを結成していたが、ジェフリーズ、ボビー・ラモス、トニー・マルティネスとの仕事も続けた。作曲家として、カノは味わい深い「アルゴ・サブローゾ」、親しみやすい「カルズ・パルズ」、くねくねした「ワトゥシ・ウォーク」、スリリングな「エクスタシー」など、幅広いレパートリーを生み出してもいる。