Chuck Jackson - Just A Little Bit Of Your Soul / If I Didn't Love You

1980年頃までのヒット曲の数々と、ビリー・エクスタインやジャッキー・ウィルソンに影響を受けた、品格のあるダイナミックな唱法で人気を博したR&B～ソウル・シンガーのチャック・ジャクソンが、1965年にWANDレーベルからリリースしたシングルです。

「ザ・チャック・ジャクソン・オーケストラ」名義で出されたスタジオ・バンドの演奏によるインストゥルメンタル作品です。ジャクソンが作曲したアップテンポ曲を、迫力満点のフルバンド・サウンドでスウィンギンに奏でる60's R&B・ジャズ・インストゥルメンタル・チューン！カウント・ベイシーの系譜にある古典的なスウィング・ジャズを、ソウル時代に合わせてシンプル・肉厚・重厚・ダンサブルに調整し直したモダンな作風です。

裏面はチャート作品で、ビルボード・トップ100チャートで最高46位、ビルボード・R&Bチャートで最高18位を記録したバラードです。

コンディションG評価の激しい傷盤ですが、肝心のA面の音質は、見た目以上に安定してしっかりと鳴る印象です。実際のレコードから録音・作成した試聴音源をお試しくださいませ。

アーティスト【チャック・ジャクソン】











R&B～ソウル・シンガー。1937年サウスキャロライナ生まれで、ピッツバーグ育ち。初期はR&Bグループ／ザ・ヴァーサタイルズ（The Versatiles）に在籍し、その後ザ・デル・ヴァイキングス（The Del-Vikings）に参加してFEE BEE, DOTレーベルに初録音をする。1959年にソロ歌手としてチャールズ・ジャクソン名義でPETITE, CLOCKレーベル、1960年にチャック・フラミンゴ名義でCLOCKレーベルに録音。1961年にWANDレーベルと契約を交わし、「I Don't Want To Cry」、「Any Day Now」といった都会的なR&B～ポップ・ソウルをヒットさせチャートの常連となっていく。1968年以降はMOTOWN, ABC, ALL PLATINUM, BULLDOG, EMI AMERICAレーベルに録音があり、1980年頃までチャートヒットを続けている。ビリー・エクスタインや、ジャッキー・ウィルソンに影響を受けた、ダイナミックで品格のあるボーカル・スタイルに特色のある名歌手である。