Bob & Earl - Harlem Shuffle / I'll Keep Running Back

アール・ネルソンとボビー・バードによるウェストコーストR&B～ソウル・ボーカル・デュオ／ボブ＆アールが、1963年にMARCレーベルからリリースしたシングルです。ジ・オリンピックスを手がけた事でも知られる名人／フレッド・スミスがプロデュースを担当しており、バリー・ホワイトがアレンジャーとして携わっています。ビルボード・トップ100チャートで44位を記録しました。

ザ・ラークス、ラウンド・ロビンが吹き込んだダンスナンバー「スロウソン・シャッフル」をベースに改良した作品です。





前者2バージョンと比較すると重厚なミッドテンポのグルーヴに変更されており、そこにソウルフルなツインボーカルが乗った60's R&B・クラシックス！

1965年にはUK SUEレーベル[WI-374]でシングル・リリースされたモッズ・クラシックスとしても知られ、1969年には英国内で再度チャートヒットしたという記録があります。1986年にザ・ローリング・ストーンズがカバーし、ジョージ・ハリソンもトップ・フェイバリット曲に挙げる一曲です。総合的に、イギリス人好みなR&Bの代表格でもあります。





裏面はバラードです。

コンディション：VG++/VG++ マトリックス番号：45P3KM-6767 45-TD-104-A 49935-X / 45-TD-104-B 49943-X

アーティスト【ボブ＆アール】



R&B・ボーカル・デュオ。ウェストコーストR&B～ソウル。R&Bグループ／ザ・ボイセズ（The Voices）時代（1955年～）から仲の良かったボビー・バード（Bobby Byrd（aka Boby Day））と、アール・ネルソン（Earl Nelson (aka Jackie Lee））がコンビを組み、1957年にCLASSレーベル録音用に使った名義。二人は同時期にR&Bグループ／ザ・ハリウッド・フレイムス（The Hollywood Flames）でも活動しており、1957年のEBBレーベルでのヒット曲「Buzz Buzz Buzz」ではアール・ネルソンがリードを担当している。またボビー・デイはソロ名義でも録音し、1958年にCLASSレーベルから「Rockin' Robin」というロックンロール不屈の名作を残す。その後1959年にボブ＆アール名義でMALYNNレーベルに録音し、1962年にボビー・バードがソロ活動を再開したため、アール・ネルソンはボビー・レルフ（Bobby Relf）を二代目ボブとして迎え入れ活動を継続する。同1962年にはTEMPEレーベルに録音し、その後1963年にMARCレーベルに録音した「Harlem Shuffle」が世界的にヒットした。後年になってから彼らは“初期のソウル・ユニット”として評価されており、彼らのツイン・ボーカル・スタイルは、後のサム＆デイヴのスタイルにも影響を与えたといわれている。ちなみにアール・ネルソンは、1965年にジャッキー・リー（Jackie Lee）名義で「The Duck」を大ヒットさせてソロでも有名になった。