Bob Crewe - The Whiffenpoof Song / Let's Pretend (Promo)

ザ・フォー・シーズンズやミッチ・ライダー、ダイアン・リネイ他を手がけたプロデューサーとして知られる音楽プロデューサーのボブ・クルーが、1959年にWARWICKレーベルからリリースしたシングルです（ホワイト・レーベル・プロモ盤）。

モーティー・クラフト・プロデュースによる作品です。

ボブ・クルーが歌手として活動していた頃の初期作品で、おそらく、同年にヒットしたボビー・ダーリンの「マック・ザ・ナイフ」の改作だと推測されます。

ラルフ・バーンズが円スオ・指揮するジャズ・オーケストラをバックに、ボビー・ダーリンをイミテートしたスタイルのボーカルで歌っており、なかなか上手で味があり、全体的に上質です。ボブ・クルー関連作品や、ジャズ・ボーカル系がお好きな方にもおすすめです。

裏面はバラードです。

アーティスト【ボブ・クルー】









音楽プロデューサー、ポップ・シンガー、ソングライター、ダンサー。1931年ニュージャージー州ニューアーク生まれで、2014年に死去。本名 Stanley Robert Crewe 。1953年にテキサスから来たピアニストのフランク・スレイ・ジュニアと出会いコンビを結成しフィラデルフィアで活動した。R&Bグループ／ザ・レイズ（The Rays）の「Silhouettes」がXYZレーベルとCAMEOレーベルから出されコンビにとっての初ヒットとなった。その後SWANレーベルでビリー＆リリーやフレディー・キャノンを手がけている。1961年にはソロ歌手として自己名義のポップ・ナンバーを録音した。60年代初頭に、ザ・ロイヤル・ティーンズのメンバーで当時15歳だったボブ・ゴウディオと出会い、1962年にザ・フォー・シーズンズを手がける。グループは「Sherry」他のヒットを多数発表し、彼らをモンスター・グループへと成長させている。1965年には自身のレーベルDYNOVOICEレーベルを発足し、ザ・トイズやミッチ・ライダー＆ザ・デトロイト・ウィールズらを世に送り出した。1967年には自身のインストルメンタル・プロジェクトで「Music to Watch Girls By」が大ヒットしている。20世紀のポップ音楽に重要な功績を残してきた、名実共に偉大なる名プロデューサーである。