Al Green - Let's Stay Together / Tomorrow's Dream

ローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」のランクで第14位に選定されているソウル・シンガーのアル・グリーンが、1971年11月にHIレーベルからリリースしたシングルです。

ウィリー・ミッチェル・プロデュースによる作品です。

ビルボード・ホット100チャートで最高1位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、USキャッシュボックスチャートで最高1位、カナダのRPMチャートで最高14位、全英シングルチャートで最高7位を記録しました。1999年にグラミーの殿堂入りを果たしました。2010年にアメリカ議会図書館により「文化的、歴史的、または美的に重要な」録音を選定する国立録音登録簿に追加登録されました。ローリング・ストーン誌の2004年版の「史上最高の500曲」のリストで60位にランクされました。

ウィリー・ミッチェルとグリーンが共作をしたメロウなバラード曲を、HIレーベルらしい肉厚なR&B・サウンドに乗せて、グリーンのボーカルがエモーショナルに歌い上げる70's ソウル・クラシックスです。ウィリー・ミッチェルとテリー・マニングが曲の最終ミックスを担当しました。

1983年、ティナ・ターナーによってカバーされたバージョンが、USキャッシュ・ボックスで24位、ビルボード・ホット100で26位、ビルボード・ダンス・チャートで1位を獲得しました。

裏面はファンキーなソウル・ダンサーです。

アーティスト【アル・グリーン】

ソウル・シンガー。1946年アーカンサス州フォーレスト・シティー生まれで、本名 Albert Greene 。10歳の時にゴスペル・グループ／ザ・グリーン・ブラザーズ（The Greene Brothers）に参加し、50年代半ばまで南部をツアー。その後ミシガン州グランド・ラピッズに家族で移住し、ゴスペル活動を続けている時にジャッキー・ウィルソンと出会い、ジャッキーの影響でR&B歌手を目指す。高校の時に自身のR&B・グループ／アル・グリーン＆ザ・クリエーションズを結成して活動しており、1967年にHOT LINEレーベルよりソロ・デビューを果たす。1969年にメンフィスのウィリー・ミッチェルのHIレーベルと歌手契約し、1971年に「Let's Stay Together」、1972年に「I'm Still In Love With You」が大ヒットを記録した。以降も、1970年代後半までヒットを連発し、ソウル・スターとして大成功を収めている。その後はゴスペル歌手に再び戻り、1980年代後半には再度R&B歌手としてカムバックした。ローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」に於いては第14位に選定されている。