The Supremes - You Can't Hurry Love / Put Yourself In My Place
1966 USA Original 45rpm Record [MOTOWN/M 1097]
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60~70年代における数多くの世界的ヒットで圧倒的な人気を誇ったデトロイト出身の女性R&B~ソウル&ポップ・グループ/ザ・スプリームスが、1966年にMOTOWNレーベルからリリースしたシングルです。
H=D=H・プロデュースによる作品です。
ビルボード・ホット100チャートで2週連続1位、R&Bチャートで最高1位を記録しました。日本では邦題「恋はあせらず」としても知られています。ビルボードは「100人の史上最高のグループ曲」のリストで本作を第19位に選定した他、ロックンロールの殿堂が選ぶ「ロックンロールを形作った500曲」のコレクションの中では半永久的な殿堂作品として保存される名作であります。
「母親による励ましの言葉の記憶」をモチーフにした本作は、R&Bとソウル・ミュージックの多くに存在するゴスペル音楽の強い影響を示す好例です。1950年代にジ・オリジナル・ゴスペル・ハーモネッツ(The Original Gospel Harmonettes)のドロシー・ラヴコーツ(Dorothy Love Coates)が書いた、「(ユー・キャント・ハリー・ゴッド)ヒーズ・ライト・オン・タイム」というゴスペル曲を想起させる内容で、歌詞を神から愛に置き換えた感じの内容です。
レコーディングは、以前のティーンポップから、より成熟したテーマと音楽アレンジメントに進化した発展途上のサウンドです。本作と「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」は同時期に完成しました。そしてどちらのシングルを先行発売するかを選択する時、MOTOWN社の品質管理部門は「ユー・キャント・ハリー・ラヴ」を選択しました。「ユー・キャント・ハリー・ラヴ」はザ・スプリームスのシグネチャーソングの1つであり、モータウンを象徴するシグネチャーリリースの1つでもあります。シングルは全米ビルボードホット100シングル・チャートとソウル・チャートの両方で、1966年9月4日から1966年9月17日にかけて、2週間のチャートナンバーワンに達しており、ザ・スプリームス第7番目のナンバーワンヒットとなりました。そしてグループは、1966年9月25日(日)に、CBSの音楽バラエティ番組『ジ・エド・サリバン・ショウ』に出演し、本作をテレ部番組でパフォーマンスしました。
フィル・コリンズや、ストレイ・キャッツによるカバーバージョンもヒットし、ジャムの「タウン・コールド・マリス」や、ビリー・ジョエルの「テル・ハー・アバウト・イット」、イギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」といったヒット曲にも、この曲からのリズムが流用されるという影響力を持った作品です。
裏面も上質なポップ・ソウル・2サイダーで、こちらはV.I.P.レーベルでジ・エルジンズ(The Elgins)もカバーした作品のオリジナルバージョンです。
コンディション:VG--/VG--/WOL/RW マトリックス番号:TK4M--3659-1-J HIV-807318 62687 / TK4M--3900-2-H HKV-209318 62688 |
アーティスト【ザ・スプリームス】
女性R&B~ソウル・ボーカル・グループ。ダイアナ・ロスが在籍した事で有名な女性ボーカル・グループ。日本語ではなぜか「ザ・シュープリームス」と発音されることがほとんどだが、米英語での発音は「ザ・スプリームス」の方が自然。1959年にザ・プライムス(The Primes:ザ・テンプテーションズの前身グループ)の兄妹グループとして、デトロイトで結成された4人組のザ・プライメッツ(The Primettes)が前身となる。1960年に地元のLU PINEレーベルに初録音をする。1961年にMOTOWNレーベルと契約し、メンバーチェンジを経てグループ名をザ・スプリームスに変更して活動。当初は歌唱力のあったフローレンス・バラードを中心にR&Bを歌っていたが、声質に親しみやすさのあったダイアナ・ロスをフロント歌手とし、1962年頃に音楽スタイルをポップ路線へ変更した「Let Me Go the Right Way」がヒットしたあたりから注目される様になる。1964年に「Where Did Our Love Go」が全米No.1ヒットを記録~英国でも大ヒットし、以降「Baby Love」「Come See About Me」「Stop! In the Name of Love」「Back in My Arms Again」「Nothing but Heartaches」「I Hear a Symphony」「My World Is Empty Without You」「Love Is Like an Itching in My Heart」「You Can't Hurry Love」「You Keep Me Hangin' On」「The Happening」「Reflections」「I Guess I'll Always Love You」「Love Child」「The Composer」「Someday We'll Be Together」等の大ヒットを連発させ(No.1ヒットは12曲)、一気に世界的なグループへと成長した。ダイアナが抜けた以降も70年代半ばまでチャート・ヒットをコンスタントに連発し、グループは1977年に解散している。