The Standells - Why Pick On Me / Mr. Nobody

“60年代のパンク・バンド”とも評価されるロサンジェルス出身のガレージ・ロック・グループ／ザ・スタンデルズが、1966年にTOWERレーベルからリリースしたシングルです。モータウンのブレンダ・ホロウェイを手がけた事でも知られるエド・コブ・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高54位を記録しました。


Ed Cobb

エド・コブが書いた曲で、シタールとハモンドオルガンをフィーチャーしたエキゾチックなサウンドで仕上げた60's ガレージ・クラシックス！

1972年にUS ELEKTRAレーベル編集でリリースされたV.Aコンピレーション・アルバム『Nuggets: Original Artyfacts from the First Psychedelic Era, 1965-1968』の1998年にUS RHINOレーベル編集盤に収録された重要作品です。

Various - Nuggets: Original Artyfacts From The First Psychedelic Era 1965-1968 [Elektra/7E-2006] (1972)

裏面はファズギターが強力なガレージ・ロックです。

オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。

コンディション：NM/NM/WOL マトリックス番号：T-60778-1A R658 282 / T-60781-1B R659 282

アーティスト【ザ・スタンデルズ】



ガレージ・ロック・グループ。カリフォルニア州ロサンジェルスがベースで、1962年に、50年代からすでにソロ歌手として活動しFARO, LINDA等のレーベルに録音をしていた歌手/鍵盤楽器奏者のラリー・タンブリンに、ギタリストのトニー・ヴァレンティノと、ドラマーのベビー・キングが加わって結成される。初期はハワイ・ホノルルにあるオアシス・クラブ等で演奏して活動する。その後メンバーチェンジをし、ドラマーには後にザ・ウォーカー・ブラザーズでゲイリー・ウォーカーとして有名になるゲイリー・リーズが参加した。1963年にラリー・タンブリン＆ザ・スタンデルズの名義でLINDAレーベルに初録音する。1964年にLIBERTYレーベルと契約し、さらにメンバーチェンジをして、新ドラマーには元マウスケティアーズ（ウォルト・ディズニーの子供アイドル・グループ）で、音楽家としてはARVEEレーベルで「Mr. Moto」をヒットさせていたザ・ベルエアーズ出身のディック・ドッドを迎え、以降は主にディックがスタンデルズの主要なヒット曲のリードをとる事になる。同年にはテレビ番組『ザ・モンスターズ』に出演して話題となり、VEE-JAYレーベルにも録音を残し、1965年にはMGMレーベルにも録音を残す。その後もいくつかの映画に演奏で出演して活躍し、1965年にはTOWERレーベルと契約し、1966年に「Dirty Water」が遂にナショナルヒットを記録している。以降メンバーチェンジがあり、1968年にはディック・ドッドが脱退し、それからはメンバーが不安定のまま活動を継続。1980年代には黄金期のスタンデルズのメンバーが集まり再活動したりもしている。グループは“60年代のパンク・バンド”として評価されており、その影響は70年代のセックス・ピストルズやラモーンズにも及ぶと言われている。