The Bobbettes - Come-A Come-A / Speedy

50年代には数少なかったティーネイジ・ガール・グループとして活躍した、ニューヨーク・ハーレム出身の少女R&B・グループ／ザ・ボベッツが、1957年にATLANTICレーベルからリリースしたシングルです。

「ミスター・リー」の大ヒットに続くシングルでしたがヒットしませんでした。

ボベッツが共作したキャッチーなアップテンポ曲を、エマ・ポウのパワフルなボーカルとコール＆レスポンスのコーラスで仕上げた50's R&B・ロッカーです。間奏にはカントリー風のギターをフィーチャーしており聴き応えがあるアレンジです。

裏面は、「ミスター・リー」をフォローアップしたアップテンポ曲となる2サイダーです。

「ミスター・リー」風のラテンビートにコーラスをフィーチャーしたドゥーワップ・ナンバー！

＜参加ミュージシャンと録音場所＋日時＞
The Bobbettes - [Come-A-Come] / [Speedy]
Emma Pought, lead tenor vocal; Jannie Pought, soprano vocal; Helen Gathers, alto vocal; Laura Webb, tenor vocal; Reather Dixon, lead baritone vocal.
NYC, February 28, 1957

アーティスト【ザ・ボベッツ】



女性R&Bグループ。1955年にニューヨーク・ハーレムで結成されたザ・ハーレム・クイーンズ（The Harlem Queens）というグループが前身で、ブラックミュージックの名門アポロ・シアターのアマチュアナイトに出演したのをきっかけに注目される。50年代には数少なかったティーネイジ・ガール・グループで、1957年にATLANTICレーベルより「Mr.Lee」が大ヒットし有名になりました。リード・シンガーであるエマ・ポウ（Emma Pought）のパワフルなボーカルは、ソウルミュージックの息吹を感じさせる歌唱力として評価されている。他にはTRIPLE-X, DIAMOND, RCA VICTOR, MAYHEW等のレーベルに録音があり、グループは1974年頃まで活動している。