Solomon Burke - Be Bop Grandma / Just Out Of Reach
1961 USA Original 45rpm Record [ATLANTIC/45-2114]
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「ロック&ソウルの王様」の愛称でも親しまれる、60年代前半のATLANTICレーベルを代表するR&B~ソウル・シンガー/ソロモン・バークが、1961年にUS ATLANTICレーベルからリリースしたヒット・シングルです。
ジーン・ヴィンセントの「ビー・バップ・ア・ルーラ」を彷彿とさせるタイトルのロックンロール・ナンバーで、チャック・ベリー風の鋭角なギターや、軽快なサックスが入るピュア・R&B・ロッカー!ソロモン・バーク流のブラック・ロックンロールとなる隠れた名作です。1965年にはバーク自身が「ピーピン」という内容でソウル・ロッカー風にリメイクしています。
裏面はチャート作品でビルボード・ホット100チャートで最高24位、R&Bチャートで最高7位を記録しました。1951年にザ・スチュワート・ファミリーが吹き込み、その後1952年にファロン・ヤングにとってマイナーなカントリーヒットとなった「ジャスト・アウト・オブ・リーチ」のカバーです。本シングルで聴けるバークのバージョンが最も成功したバージョンとして知られています。
黒人歌手が白人音楽であるカントリー音楽を取り上げただけでなく、ソウル・ミュージックとして昇華させ、洗練されたバッキングは審美的にも美しいものとして完成させられた名作です。この翌年、レイ・チャールズもカントリー音楽を歌い始め、他にも米国南部ではアーサー・アレキサンダーが続くなど、「R&B+カントリー=ソウル」の方程式を樹立させた記念すべき一曲であるといえます。
<参加ミュージシャンと録音場所+日時>
Solomon Burke [Be Bop Grandma]
unknown, flute, tenor, baritone sax, piano, guitar, electric bass, drums; Solomon Burke, vocals.
NYC, November 6, 1959
・Solomon Burke With Ray Ellis' Orchestra [Just Out Of Reach]
Leon Cohen, alto sax; Phil Kraus, vibes; Moe Wechsler, piano; Bert Keyes, organ; George Barnes, Billy Bauer, Allen Hanlon, guitar; Wendell Marshall, bass; Ted Sommer, drums; Solomon Burke, vocals; Elise Bretton, Charles Cassey,Lillian Clark, Jerry Duane, Marcia Patterson, Alan Sokoloff, Mike Stewart, background vocals; Ray Ellis, arranger, director.
NYC, December 13, 1960
オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。
コンディション:VG++/VG++ マトリックス番号:45-A-5604-1 / 45-A-5222-1 |
アーティスト【ソロモン・バーク】
Solomon Burke (March 21, 1940 Philadelphia, Pennsylvania - October 10, 2010 Haarlemmermeer, Netherlands) R&B~ソウル・シンガー。「ロック&ソウルの王様(The King fo Rock'n'Soul)」の愛称でも親しまれるR&B~ソウル界の大御所。オーティス・レディング登場以前のATLANTICレーベルの王者。初期にはゴスペルを歌っており、1955年からの2年間はAPOLLOレーベルと契約し、R&Bを録音。その後TRIUMPH, SINGULARレーベルを経て、1960年にATLANTICレーベルと契約する。そこでは「Cry to Me」「Just Out of Reach」等のヒットを連発し、経営難に陥っていた同社を立て直すまでの貢献を果たした。またゴスペル色の強いボーカル・スタイルは、ディープ・ソウルのルーツとして重要視されている。