Sam Cooke - Sad Mood / Love Me
1960 USA Original 45rpm Record [RCA VICTOR/47-7816]
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多くのヒット曲とゴスペルやブルース、ジャズをルーツにした歌唱スタイルでソウル&ロックに多大な影響を与え、ジェームス・ブラウン、ジャッキー・ウィルソンと並ぶ3大ソウル・シンガーとして称えられるR&B~ソウル・シンガー、ソングライター/サム・クックが、1960年11月8日にRCA VICTORレーベルからリリースしたシングルで、ヒューゴ&ルイージ・プロデュースによる作品です。ビルボードホット100チャートで29位、R&Bチャートで23位を記録しました。
1960年4月13日のRCA VICTORセカンドシングルセッションで録音されました。曲は4つのテイクで録音され、サムはその事に関して不満を抱いていました。1960年10月1日、サムは「ストリングス、オールスターのリズムセクション、確実なボーカル、サミー・ロウによるアレンジメント」を使ってもう一度録音をやり直しました。それでもサムは満足しませんでしたが、プロデューサーのヒューゴとルイージは完成したバージョンに満足し、「チェイン・ギャング」のフォローアップシングルにすることを決めました。恋人に去られた悲しい気持ちをテーマにしたサム自作によるロッカ・バラードを、サミー・ロウ楽団が指揮する演奏に乗せてしっとり歌い上げるポップR&Bです。
裏面もサム自作によるメロウなバラードとなる2サイダー盤です。
オリジナル・カンパニースリーヴ付きです。
コンディション:NM/NM マトリックス番号:L5 PW4449-1S / L5 PW1500-1S |
アーティスト【サム・クック】
Samuel ""Sam"" Cooke (January 22, 1931 Clarksdale, Mississippi, U.S. - December 11, 1964 Los Angeles, California, U.S.) R&B~ソウル・シンガー、ソングライター、音楽プロデューサー、レーベル・オーナー。R&B~初期ソウル大物中の大物で、ジェームス・ブラウン、ジャッキー・ウィルソンと並ぶ3大ソウル・シンガーとして称えられる。初期はザ・ソウル・スターラーズという有名なゴスペル・グループに在籍して活躍し、SPECIALTYレーベルに録音を残す。ゴスペル歌手としても絶大な人気を誇る最中、1956年にデール・クック(Dale Cook)という名義でポップ/R&B歌手に転向し、引き続きSPECIALTYレーベルで「Forever」 / 「Loveable」をソロで初録音する。1957年に同レーベルにて「I'll Come Running Back To You」がナショナルヒットを記録し、同年にKEENレーベルに吹き込んだ「You Send Me」が全国区で大ヒットとなり知名度も上がる。このKEENレーベルではティーン向けのポップスの他にも、大人向けのジャズ・ヴォーカル作品等も残している。1960年にRCA VICTORレーベルに移籍し、そこからは「Twistin' the Night Away」、「A Change Is Gonna Come」、「Cupid」、「Chain Gang」といったヒットを連発する。活動の中期から徐々にゴスペル色を強めた自己のスタイルを形成していき、活動後期の作品では、人種問題を示唆した作品も意識的に作り、公民権運動の最中に“ブラック・プライド”の自覚を促した。また自身でインディペンデント・レーベルSAR/DERBYレーベルを設立しており、TAMLA/MOTOWNレーベルよりも早い時期に、黒人音楽企業家となり先駆けとなった。そこではポピュラーミュージックの他に、原点であるゴスペルの録音も積極的に行い、文化の保存と継承にも尽力した。オーティス・レディングや、アレサ・フランクリン、ボビー・ウーマック、ダイアナ・ロス、カーティス・メイフィールドといった後のソウル・スター達もサムの歌唱スタイルと魂を受け継いでおり、あらゆる面で強い影響力を持った天才人物といえる。1964年にロサンジェルスのモーテルで管理人の女に発砲され、惜しくも33歳の若さで死去したが、不審な点が多く殺害の原因は未だに謎に包まれている。