Perez Prado - Cherry Pink & Apple Blossom White Mambo / Rhythm Sticks Rumba

「マンボの王様」として知られるキューバ出身のラテン・ジャズ・バンドリーダー、作曲家、ピアニストであるペレス・プラードが、1954年12月にRCA VICTORレーベルからリリースしたシングルです。

ビルボード・ホット100チャートで10週間1位を記録し、ゴールドディスクを受賞しました。

1950年にルイギーが作曲したポピュラーソング「セリシエローズとポミエブラン」のカバーです。この曲の米国での英語版の初録音は、1951年のジョージア・ギブスのバージョンでした。

 
ペレス・プラードと彼のオーケストラのバージョンは、1953年にメキシコで初めて録音され、トランペット奏者のビリー・レジスをフィーチャーしていました。その年のメキシコで最大のヒット曲の一つとなり、その後1954年に米国で発売され、1955年にはビルボードチャートで10週間1位を獲得するヒットとなりました。ミッドテンポのゆったりとしたラテン・サウンドでアレンジされた、50's マンバオ・ジャズ・クラシックス！

1955年の映画『アンダーウォーター！』でフィーチャーされ、ジェーン・ラッセルがこの曲に合わせて踊っているのを見ることができます。

1955年にアラン・デイルによるボーカルバージョンが録音され全米チャートで14位になっています。

裏面は、プラードが書いたオリジナル曲です。ホーンセクション無しのバンドの演奏がハードにルンバのリズムを奏でる、ピアノ・ラテン・ジャズ・インストゥルメンタル・ナンバーです。

アーティスト【ペレス・プラード】

マンボ、ラテン・ジャズ・バンドリーダー、作曲家、ピアニスト。1916年キューバ生まれで、1989年にメキシコシティにて死去。本名 Damaso Perez Prado 。愛称は“マンボの王様”。1940年代はハヴァナのカジノ専属バンドとして活動し、1948年にメキシコに移住。同年にメキシコのRCA VICTORレーベルと契約し、マンボやチャチャチャ、カリプソといったカリブ海音楽の要素を取り入れたビッグバンド・ジャズで人気を博す。1951年にアメリカにも紹介されるやいなや、火を吹くホーン隊が奏でる陽気な南米のリズムは大人気となり、すぐさまに影響力を持ちはじめ、ジャズやR&B、ポピュラーミュージックといった多くの音楽にラテンブームを巻き起こした。録音はRCA VICTORレーベル他にあり、「Mambo No. 5」や「Patricia」等が代表作品として知られている。1964年にメキシコに移り、当地で活動したり、南米や日本にもツアーに出ている。