Paul Anka - Diana / Don't Gamble With Love

「ダイアナ」他多くのヒット曲を世に送り出した事でも知られるカナダ・オンタリオ出身のポップ・シンガー、ソングライター／ポール・アンカが、1957年7月2日にABC PARAMOUNTレーベルからリリースしたシングルです。ドン・コスタ・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高2位、キャッシュボックスチャートで最高2位、ビルボード・R&Bチャートで最高1位、カナダのCHUMチャートで最高1位、UKシングルチャートで1位、ドイツのチャートで最高2位を記録しました。世界中で900万枚以上のセールスを記録しました。


Don Costa

アンカが書いた曲で、彼自身の自叙伝で語られたところによると、彼の弟のベビーシッターだったダイアナ・アユーブへの片思いを綴ったラヴ・ソングだそうです。年上女性への憧れの気持ちを歌詞に乗せた甘いメロディーを、ドン・コスタが指揮するラテン調の軽快なサウンドに乗せて仕上げた50's ポップス・クラシックス！

カバーも多数登場しており、チャートに入った主要なバージョンを以下に並べます。1965年のボビー・ライデルによるバラード・バージョンはビルボード・ホット100チャートで最高95位に達しました。



1975年にはオーストラリアのオールディーズ・バンド／オール'55によるバージョンがケントミュージックレポートで最高95位に達しました。



他には1996年にリッキー・マーティンがポール本人と歌ったバージョンが、ビルボード誌集計による全米ラテンポップエアパーティーチャートで最高12位に達しました。



他にも特筆すべきカバーバージョンとしては、ミスフィッツによるパンクロック・バージョンと、ジャマイカのアルトン・エリスによるロックステディー・バージョンが秀逸です。





裏面はバラード作品です。

コンディション：VG/VG/SOL マトリックス番号：45-ABC-977 / 45-ABC-978

アーティスト【ポール・アンカ】





ポップ・シンガー、ソングライター。1941年カナダ・オンタリオ生まれの、レバノン系カナダ人（1990年にアメリカ市民権を獲得）。本名 Paul Albert Anka 。1956年14歳でR&Bグループ／ザ・ジャックスがコーラスを担当したR&BナンバーでRPMレーベルよりデビュー。1957年にABC PARAMOUNTレーベルに移籍し、「Diana」のヒットを皮切りに「My Home Town」「Lonely Boy」「Put Your Head On My Shoulder」といったヒット曲を連発し、一時期はティーンアイドルとしても人気を博した。1960年にRCA VICTORレーベルに移籍し、「Eso Beso」他のヒット曲を連発し、ポピュラー歌手として大成功を収めています。70年以降はBUDDAHレーベル他に録音を残す。また作曲家としても評価されており、一時期恋人関係であったアネット・ファニセロへの楽曲提供（「Train Of Love」等）や、バディー・ホリーの「It Doesn't Matter Anymore」、トム・ジョーンズの「She's A Lady」、マイケル・ジャクソンの「I Never Heard」等は、ポールが作曲した作品として知られている。