Pat Thomas - One Note Samba / Desafinado

シカゴ出身の黒人女性ポップ・シンガー、パット・トーマスが、1962年10月にVERVEレーベルからリリースしたシングルです。

クリード・テイラー・プロデュースによる作品です。


Creed Taylor

アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲し、ニュートン・メンドンサがポルトガル語の歌詞を書いたボサノバとジャズのスタンダード曲のカバーです。英語の歌詞はジョン・ヘンドリックスによって書かれました。この曲は、1960年にジョアン・ジルベルトが初めて録音しました。

ラロ・シフリンが演奏・指揮する本格的なブラジルのサンバのリズムをバックに、メロディアスなアップテンポ曲を流れるようなボーカル・スタイルで歌い上げる60's フィメール・ポップ・ボーカル・ナンバーです。

Lalo Schifrin

裏面は、ジャズ・サックス奏者スタン・ゲッツと、ジャズ・ギタリストのチャーリー・バードが、1962年にVERVEレーベルからヒットさせた曲（全米チャート15位）のカバーです。

「デサフィナード」は、アントニオ・カルロス・ジョビンが作曲し、ニュートン・メンドンサが歌詞（ポルトガル語）を書いた1959年のボサノバ・ソングおよびジャズ・スタンダードです。1959年にジョアン・ジルベルトがアルバム『チェガ・デ・サウダーデ』にこの曲が収録されました。2001年にラテン・グラミーの殿堂入りを果たし、ローリングストーン誌の「偉大なブラジルの歌」のリストで14位に選ばれました。

スタン・ゲッツとチャーリー・バードのバージョンを参照したアレンジで、さらにアップビートなアレンジによるボサノバ・ボーカル・ポップス極上2サイダー盤です。