Neil Sedaka - The Diary / No Vacancy
1958 USA Original 45rpm Record [RCA VICTOR/47-7408]
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60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名なだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供してきた、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家としても知られる、ポップ・シンガーでソングライターのニール・セダカが、1958年11月にRCA VICTORレーベルからリリースしたシングルです。アル・ネヴィンス&ドン・カーシュナー・プロデュースによる作品で、ビルボード・ホット100チャートで最高14位、ビルボード・R&Bチャートで最高25位を記録しました。日本では邦題「恋の日記」として知られています。
Al Nevins, Don Kirshner & Neil Sedaka
ニール・セダカとハワード・グリーンフィールドによって書かれた曲で、彼らは当時クライアントだったコニー・フランシスが日記を書いていたことを知り、そのことに触発され「日記」という本作を書いたという経緯があります。
Neil Sedaka & Howard Greenfield
Connie Francis
彼らはコニー・フランシスに彼女の日記から情緒的な歌詞が発掘されることを期待して彼女に「日記を読ませてほしい」と頼んだそうですが断られたそうです(そりゃそうですよね)。その後彼らはコニーに「フランキー」という、「ザ・ダイアリー」に似た曲を提供しています。
彼らは元々この曲をリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズのヒット曲「ティアーズ・オン・マイ・ピロウ」の後続曲として書きました。二人はこの曲をENDレコードのジ・インペリアルズのプロデューサーであるジョージ・ゴールドナーに持っていきジ・インペリアルズで録音されました。なので「ザ・ダイアリー」は「ティアーズ・オン・マイ・ピロウ」のメロディーに似ています。しかしゴールドナーはジ・インペリアルズのそのバージョンを不完全であると判断し、すぐにシングル曲としては発売されませんでした。しかしセダカのバージョンが大ヒットした4週間後の同年12月に後追いのかたちでENDレコードからシングルを急遽リリースしていますが、ヒットには至りませんでした。
Little Anthony & The Imperials
[END/1038] (1958)
裏面もセダカとハワード・グリーンフィールドの共作によるロックンロール・ナンバーです。
コンディション:VG(+)/VG(+)/WOL マトリックス番号:J2PW7496-4S / J2PW7415-4S |
アーティスト【ニール・セダカ】
ポップ・シンガー、ソングライター、ピアニスト。1939年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。60年代初頭を代表する売れっ子歌手として有名。それだけでなく、作詞家ハワード・グリーンフィールドとの作曲家コンビでも多くのヒット曲を提供する、ニューヨークのブリルビルディングを代表する一流の作曲家でもある。自分のコーラスを多重録音したアレンジメントも独創的であった。初期はホワイト・ドゥーワップ・グループ/ザ・トーケンズに在籍し、MELBAレーベルから「While I Dream」等を作曲してリードヴォーカルも担当した。1958年にはコニー・フランシスに提供した「Stupid Cupid」がヒットして一躍注目される。1958年にソロ歌手としてRCA VICTORレーベルと契約し、「The Diary」「Oh! Carol」「Stairway to Heaven」「Calendar Girl」「Little Devil」「Happy Birthday Sweet Sixteen」「Breaking Up Is Hard to Do」といったヒット曲を1967年頃まで連発した。70年代はイギリスで再評価され、いくつかの新作がイギリスでチャートヒットもしている。1985年には、日本でTVアニメ『機動戦士Zガンダム』のオープニング&エンディング・テーマ曲を提供している。2010年代も現役で活躍中。