Mickey Katz - K'nock Around The Clock (Rock Around The Clock) / Nudnick, The Flying Schissel

1930年代から活動した男性ポップ・シンガー、お笑い芸人のミッキー・カッツが、1957年にCAPITOLレーベルからリリースしたシングルです。

ロックンロール・シンガー、ソングライター、ギタリスト／ビル・ヘイリーが、1954年5月にDECCAレーベルから発表し、翌1955年にヒットした（全米チャート1位、R&Bチャート3位、UKチャート1位）「ロック・アラウンド・ザ・クロック」のカバーです。



タイトルが「ノック・アラウンド・ザ・クロック」に変更されたコメディー・バージョンで、ジャズ・バンドが演奏するシャッフルリズムに乗せて、ユダヤ語スタイルのボーカルで豪快かつユニークに歌った50's ポップ・ジャンプ・ナンバー！バッキングのアレンジにも、所々にユダヤ音楽風のリフが盛り込まれてインパクトがあるバージョンです。ジャズ・ボーカル系がお好きな方におすすめです。

裏面もユダヤ音楽風のポップ・ジャズ・ボーカル作品です。

オリジナル・カンパニースリーブ付きです。

アーティスト【ミッキー・カッツ】









男性ポップ・シンガー、お笑い芸人。1909年オハイオ州コロンバス生まれで、1985年にロサンジェルスで死去。俳優ジョエル・グレイ（Joel Grey）の父親で、女優ジェニファー・グレイ（Jennifer Grey）のおじいさんとしても知られる。戦前1930年代からキャリアをスタートさせ、戦後1945年には自身の6人編成のコメディー＆バンド、ミッキー・カッツ＆ヒズ・クレイジー・キッテンズ（Mickey Katz and His Krazy Kittens）を結成して活動した。1946年に"冗談音楽の王様"として知られるスパイク・ジョーンズ（Spike Jones）と出会い、ロサンジェルスに移住して彼と共に活動したが、金銭問題で翌年にはスパイクの元を去る。1947年にRCA VICTORレーベルと契約し、英語とユダヤ語を織り交ぜたコメディー・ソング「Yiddish Square Dance」が大ヒットを記録した。その後も同路線のスタイルで人気を博したが、ステレオ・タイプのユダヤ語を快く思わないリスナーも現れ、「人種差別である」と非難を受ける。しかし、その後も1951年～1956年の間にはロサンジェルスのラジオ局KABCでDJとしても活躍し、音楽活動も死去する1985年まで継続している。