Jay & The Americans - To Wait For Love / Friday (Promo)

70年代前半までヒット曲を連発しボーカルグループの殿堂入りを果たしているロック・グループ／ジェイ＆ジ・アメリカンズが、1964年2月にUNITED ARTISTSレーベルからリリースしたシングルです。ジェリー・リーバー＆マイク・ストーラー・プロデュースによる作品です。


Jerry Leiber & Mike Stoller

曲自体は、ハーブ・アルパートや、トム・ジョーンズ、日本国内では山下達郎さんのバージョンでご存じの方も多いかと思いますが、初録音はこのジェイ＆ジ・アメリカンズのバージョンとなります。作詞作曲はバート・バカラックとハルディヴィッドの名コンビで、そこにアレンジャー／ギャリー・シャーマンが加わったブリルビルディング屈指のプロジェクトでしたが、不幸にもブリティッシュ・インベイジョン初期の大波によって埋もれてしまいヒットしませんでした。録音されたのが1963年10月16日となっていますが、レコードが発売された1964年2月頃の時世（英国ロックンロールの爆発とモータウン・ソウルの大旋風、ザ・ビーチ・ボーイズやフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドなど）を考えると、当時レーベル側もプロモーションを本気で行わなかったのだと想像が出来ます。


Hal David & Burt Bacharach

シンプルなバッキングに、ドゥーワップ・スタイルのサウンドはノスタルジックで味わい深く、楽曲が良いだけに再評価したい隠れた名作としておすすめです。

裏面はトニー・パワーズとエリー・グレニッチが書いたポップ・ナンバーです。

ホワイト・レーベル・プロモ盤です。プロモ・コピー、ストック・コピー共にレアです。

コンディション：NM/NM/DJ マトリックス番号：ZTSP 91077-1B / ZTSP 91078-1B

アーティスト【ジェイ＆ジ・アメリカンズ】





ロック・グループ。1950年代後半にニューヨーク州クイーンズのベルハーバーという町で結成された。最初期のメンバー構成は、ジョン・“ジェイ”・トレイナー、ハワード・ケイン、ケニー・ヴァンス、サンディ・ディーンであったが、チャートでの最大に成功した時は、トレイナーに代わるリード・シンガーのジェイ・ブラックが参加した時期であった。彼らは1950年代後半にニューヨーク大学の学生会場で演奏している時に見いだされ、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのオーディションを受けて合格した。1960年にUNITED ARTISTSレーベルと契約し、1962年のヒット「She Cried」を皮切りに、「Only In America」、「Come A Little Bit Closer」、「Cara Mia」、「Cara Mia」といったヒット曲を、70年代前半までコンスタントに連発する人気グループとして知られる様になった。1973年にグループは解散したが、2006年に再結成され活動を再開している。グループは、2002年にボーカルグループの殿堂入りを果たしている。