Jan & Dean - Baby Talk / Jeanette, Get Your Hair Done
1959 USA Original 45rpm Record [DORE/522]
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「サーフ・シティー」、「デッドマンズ・カーヴ」、「ザ・リトル・オールド・レィディー・フロム・パサディナ」他、多くのヒットで60年代を代表するコンビとなった、ジャン・ベリーとディーン・トーレンスによるポップ・ボーカル・デュオ/ジャン&ディーンが、1959年5月にDOREレーベルからリリースしたシングルです。
ハーブ・アルパート&ルウ・アドラー・プロデュースによる作品です。
Herb Alpert & Lou Adler (with Jan & Dean)
ビルボード・ホット100チャートで最高10位、ビルボード・R&Bチャートで最高28位、キャッシュボックスチャートで最高7位を記録しました。
キャッチーなアップテンポを、ドゥーワップ・コーラスで仕上げた50's ポップス・クラシックス!サウンド的に通常「ボーカル・サーフ・ポップ」のジャンルの作品とは見なされませんが、60年代初頭の南カリフォルニアを象徴するサウンド、ファルセットボーカルの音色とクロースハーモニーなど、ボーカル・サーフ・ポップに直結する多くの要素が含まれる名作として評価されています。ハーブ・アルパートの証言によると、本作はジャン・ベリー宅のガレージで録音されたという逸話があります。
裏面もアップテンポのロックンロール・ナンバーで、こちらも西海岸ポップ・サウンドの方向性を示唆するのに充分な説得力が詰まった内容の2サイダー盤です。
コンディション:NM/NM マトリックス番号:45-LDE25-2 / 45-LDE26-2 |
アーティスト【ジャン&ディーン】
ポップ・オーカル・デュオ。ロサンジェルス出身のジャン・ベリー(Jan Berry)が、友人バロン・アーニー・ギンズバーグ(Baron Arnie Ginsburg)とコンビを組み、ジャン&アーニーで1958年にARWINレーベルよりデビュー。その直後にアーニーではなく、ディーン・トーレンス(Dean Torrence)との新コンビ、ジャン&ディーンを結成して活動。1958-1963年の間にはDORE, CHALLENGEレーベルに録音を残し、ドゥーワップ・スタイルのマルチ・パート・ヴォーカルを取り入れた「Baby Talk」、「Heart & Soul」、「Linda」等をヒットさせており、この時期の作品はザ・ビーチ・ボーイズや、後のサーフ・コーラスにも影響を与えたと言われる。その後LIBERTYレーベルに移籍し、当時の若者文化を象徴するサーフィンやホット・ロッド、スケボー等をモチーフにした「Surf City」、「Drag City」、「Dead Man's Curve」、「The Little Old Lady from Pasadena」等を連続ヒットさせ人気を博しました。1965年以降はサーフ・ブームも収束し、1966年にはジャンは自らが歌った「Dead Man's Curve」(ビバリーヒルズに実在する“魔のカーブ”)で事故を起こしたり、紆余曲折あったものの活動を続け、ジャンが他界する2004年までコンビで活動している。またジャン・ベリーは裏方としても才能を発揮し、多数のアーティストのプロデュースやアレンジ、作曲等にも携わった。